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私の競馬はちょっと新しい
第35回 レーシングライター 辻三蔵さん

「JRA-VANのある今の競馬が楽しくて仕方ないです」
辻さん写真
1974年生まれ、広島県出身。98年にホースニュース社に入社し、専門紙「ホースニュース・馬」の美浦トレセン担当トラックマンに。08年より、フリーのレーシングライター。グリーンチャンネル「日曜レース展望 KEIBAコンシェルジュ」に出演するなど、各メディアにて活躍中。ブログ「辻三蔵の辻説法」。

「飲みっぷりがいい」から入社試験に合格!?

市丸:それでは、よろしくお願いします。

辻:美浦で一番の「ターゲットマスター」としての自負を持つわたしが、念願だったこのコーナーに出させていただけるということで、ありがとうございます。

市丸:いやいや、こちらこそありがとうございます(笑)。さて、ターゲットのお話しは後ほどたっぷりとうかがいますが、まずはトラックマンになられた経緯からうかがえますか?

辻:大学時代は明治大学のマスコミ研究室に所属していまして、最初は女性誌でおしゃれな記事を書いたり、ファッション雑誌をやったり、そういうものを目指していたんです。しかし、残念ながらそういったセンスはなく、試験で連戦連敗だったんです。それで、競馬は趣味で見てましたから、今度は競馬新聞でも受けてみようか、と。

市丸:90年代というと、競馬ブームでなかなか狭き門だったのではないでしょうか。

辻:それが、ある競馬新聞で150人中6人しか受からなかった1次試験に通ったんです。ただ、2次の面接で、自分だけ落ちてしまったんですよ。

市丸:なにかマズいことでも言ってしまったのですか?

辻さんインタビュー写真2

辻:学生らしい、青くさいことを言ったんですね。競馬の魅力を「物語」として伝えたい、などと……。当時、競馬新聞は紙面2枚8ページくらいで、そんなことをするスペースはありませんし、競馬新聞にもそぐわないですから。「それならNumberに入れ!」「Numberは落ちたんです!」なんて、それは落とされます(笑)。

市丸:次に受けられたのが「ホースニュース・馬」だったのですね。

辻:大学のマスコミ研究室で講師をされていた川上信定先生が、麻雀放浪記などで有名な阿佐田哲也さんの競輪の師匠だったんですね。その川上先生に相談すると、「お前の大学の先輩を紹介してやる」と紹介されたのが、井崎脩五郎先生でした。当時「馬」は読んでいませんでしたが、寺山修司の本にも「馬」の馬柱が出ている「伝統の馬社」ですからね。それから面接までの1ヶ月間、昔の競馬書物を読んだりして、一生懸命勉強しましたね。就職の最後のチャンスだったので、気合を入れて面接に向かいましたね。

市丸:どんな面接だったんでしょう?

辻:「11時半くらいに文化放送に来て」と言われて行ってみると、「ちょっと寿司屋でも行こうか」と。それからもう2時間半くらい、だらだらだらだらと、ずっと酒飲みながらおしゃべり。それで「おお、辻君、飲みっぷりいいね。じゃあもう1軒行こうか」と、今度は蕎麦屋ですよ。それからまた2時間、計5時間くらい飲んで「辻君、飲みっぷりいいから合格! ウチ、飲めるの条件だから」。飲みっぷりが良くて合格したのが「ホースニュース・馬」でした(笑)。

なにか印象に残る話などはありましたか?

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