私の競馬はちょっと新しい
第32回 タレント 斉藤慎二さん(ジャングルポケット)
- 「いろいろな方々に競馬の素晴らしさを知って欲しいです」
- 1982年生まれ、千葉県出身。短大の芸術学部卒業後、文学座附属演劇研究所を経て、東京NSC(吉本総合芸能学院)に入学。07年にトリオ「ジャングルポケット」を結成し、現在はテレビ、舞台などで幅広く活躍中。
「ちょっと変わった馬」に魅力を感じる
市丸:トリオを組まれたころには、もう競馬が好きだったということですね。競馬との出会いはいつごろでしたか?
斉藤:中学のときです(笑)。夏休み、親戚が集まってご飯を食べていたときに「行け、行け!」というような声が聞こえてきたのです。なんだろうと思ったら、テレビにかぶりついて、お父さん方が競馬を見ていたんですね。それが、すごいスピード感があって「なんだこれは!?」と。それで、親に「競馬場に行きたい」「生で見たい」とお願いして、3日後には競馬場に連れて行ってもらいました。
市丸:千葉県ご出身ですから、中山競馬場ですか?
斉藤:いえ、テレビを見たのが日曜だったので、中央競馬はやっていませんでした。それで、地方の船橋競馬場に電話をしたらちょうど開催しているということで、船橋に行きました。ただ、次の日曜日には野球部の練習をズル休みして、中山競馬場にも連れて行ってもらいました(笑)。競馬場や馬の美しさに感動して、もうそれから競馬のとりこです。
市丸:そのころの思い出の馬などはいますか?
斉藤:みんなが注目している強い馬よりは、あまり注目されていなくても、未勝利戦などで1勝するために頑張っているような馬が好きなんです。ですから、地方競馬の馬にも興味はありますし、重賞を走っていたような馬ならエリモハリアー(昨年10歳で引退)、あと障害ではカラジ。
市丸:オーストラリアからの遠征でしたね。
斉藤:あちらでは平地を叩いてきて、中山グランドジャンプを勝つという。そういう馬も好きなんですよね。障害は平地に比べるとあまり人気はないですが、竹柵障害を擦る姿や、すべての障害や坂道をクリアしてくる姿、そして全馬が障害をクリアすると拍手があって……。
市丸:大竹柵、大土塁をみんな無事にクリアすると拍手が沸きますよね。
斉藤:そういうのが好きなんですよね。競馬が好きな人は、ギャンブルだけではなく、そういう姿に対しても情熱を持って見ていることがわかって、感動しますね。
市丸:では、あまりG1レースで感動するようなことは……。
斉藤:もちろんディープインパクトのような強い馬も「すごいなあ」と思います。ただそれ以上に、たとえばステイゴールドが最後に香港でG1制覇を果たした感動的な姿や、エリザベス女王杯で大逃げを決めたクィーンスプマンテとテイエムプリキュアなども魅力があります。最近ではオルフェーヴルも強いですけれど、どちらかといえば、ちょっと変わった馬のほうが好きですね。
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