市丸：これまで１年半ほどご覧になって、今一番好きな馬というのは？

優木：うーん……、ローズキングダム、ですかね。わたしがデビューしたときに３歳で、ずっと応援していて。ジャパンＣでは（繰り上がりで）勝ちましたが、今度はすっきり先頭で勝つところが見たいです。あと、またヴィクトワールピサとの対決も見たいです。もうあまり対戦する機会もなさそうですけれど……。

市丸：あるとすれば有馬記念ですかねえ……。騎手の方ではいかがですか？

優木：あまりないのですが……、ウィリアムズさん（笑）。応援しているという感じではないですけれど、ウィリアムズさんが「一番強いぞ」という馬ではなく「素質はあるけれどまだ結果が出せていない」という馬に乗っていると、この化学反応があったら勝っちゃうかもしれない、と。気になるジョッキーはウィリアムズさんです。

市丸：話は「みんなのKIEBA」に戻りますが、１月からはメインでという形になりましたけれど、大変さとかすいぶん変わりましたか？

優木：自分のする仕事の量、抱えているものが増えたので大変にはなりましたが、やりがいはとてもあります。あと、福原さん（直英アナウンサー）が辞書みたいにすごくデータが入っている方なので、「これってこうなんですか？」とか聞くと全部教えてくださいます。わたしのまわりにはそういう方がたくさんいらっしゃって、ヒロシさんはヒロシさん、細江さんは細江さんと、それぞれ違う見方でみなさんに助けていただきながらやっています。ですから、大変なばっかりではないですね。

市丸：視聴者としても、参考になるお話しは多いですよね。

優木：これを聞くのを忘れた、ということがないように気をつけていますね。打ち合わせのときに、すごくためになることを教えていただいていたのに、本番で聞けないともったいないですから、それを引き出せるように心がけています。