私の競馬はちょっと新しい
第25回 タレント 六車奈々さん
- 「みんなで語り合うことが、競馬の一番の楽しさだと思います」
- 1973年生まれ、京都府出身。15歳でモデルとしてデビュー。96年夏からJRA「ターフトピックス」のリポーターをつとめたことをきっかけに競馬と出会う。02年から現在まで関西テレビ「サタうま!」に出演。ほかにサンケイスポーツ紙面でコラム「奈々の第六感」を執筆するなど、各メディアで活躍中。
馬券検討では「復習の鬼」に
市丸:その後、「サタうま!」(関西テレビ、土曜深夜1時5分〜)に出演されるようになりました。
六車:「サタうま!」のころから、的中して損にならない馬券の狙い方ができるようになって、違うおもしろさが出てきましたね。
市丸:これは02年の10月から、ですか。
六車:今年で10年目で……、もうすごい長寿番組ですね。最初からずっとこの「枠」で変わってないんですよ。
市丸:関東では残念ながら見られないのですが、シャンプーハットのお二人が大万馬券を的中されたときなど、話題になっていますね。
六車:これまでは「3連単を盛り上げる」というところもあって、一攫千金を狙う感じだったのですけれど、今年はリニューアルして、これからは馬連1点でも単複でも、とにかく当てようということになったんです。
市丸:調子はいかがですか?
六車:どうしたことか、今年はすごく調子が良くて、人生ではじめて(中山)金杯が当たりました。それもキョウエイストームが軸だったので、すごくうれしくて。そうしたら、今度はシンザン記念もレッドデイヴィス本命で当たりました。
市丸:キョウエイストーム(11番人気2着)もレッドデイヴィス(7番人気1着)も人気なかったですよねえ。素晴らしいですね。それで「サタうま!」がはじまってからは、栗東に行く機会などは……。
六車:月に1回あるかどうか、どちらかというと美浦のことが多いのですが、でも月1とかですね。
市丸:そうすると「ターフトピックス」のころのように、関係者の方の想いを聞いて複勝を買う、という馬券の買い方は……。
六車:今はもう「復習の鬼」です。VTRでスタートからゴールまで繰り返し再生して1頭ずつ追いかけて、この馬がなぜ1着だったのか、なぜ2着だったのか、そしてなぜ負けたのか、少なくとも5着馬まではしっかり見るようにしています。
市丸:それで不利があったとか、ここで折り合いを欠いたとか……。
六車:先日のフェアリーも、ピュアオパールが単騎で行けるのかと思ったら、外から何頭も来て……、ああいうレースになっても3着には来たアドマイヤセプターはやっぱり強いなと思ったり。「負けて強い馬」を探すようにしていますね。次の馬券のための穴馬を探すために……、もう「おたく」なんです、日本で一番見てる女ですよ。引きこもって競馬ばっかり見ています(笑)。
市丸:ただ、見ただけで全部は覚えられないですよね?
六車:パソコンはあまり得意ではないので、「ワード」で保存しています。得意な方は「エクセル」とかで管理されるのでしょうけれど……。
市丸:それぞれ馬ごとにファイルを分けておられるのですか?
六車:馬名で「ア行」「カ行」と。あとレースの傾向とかも「このレースは牝馬に厳しい」とか「7歳以上は……」と自分で書いて、それをブログにアップしたりしています。
市丸:予想は、そのファイルを見ながらされるのですね。
六車:そうですね。金杯なら内の先行馬を、とか、シンザン記念もそうでしたけれど、今年は内にあまりいなかったので、8番のレッドデイヴィスにしました。
市丸:JRA-VANで「ターゲット」とか「JRA-VAN NEXT」を利用するといろいろできるのですが……、これはインタビューの後に(笑)。
六車:ぜひ教えてください(笑)。
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