私の競馬はちょっと新しい
第15回 キャスター 小倉勝茂さん
- 「できることは一生懸命やって、視聴者の方に楽しんでもらいたいです」
- 1974年生まれ、青森県出身。グリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターをつとめ、土曜午前の「WEST」を担当。また、08年より「明日の勝ち馬検討社」に司会(デスク)として出演。本年からは番組前半でJRA-VANを活用したデータ予想も紹介している。
毎週勉強になる「編集長」によるプロの予想
市丸:一緒に出演される編集長、記者の方は大御所というか、理論派の方が多いですね。
小倉:「中央競馬中継」はWESTの担当でしたらから西の解説者の方はある程度わかるのですけれど、東の方とは絡む機会がなかったので、最初は大丈夫かな、と思いました。でも、はじまってみたらスムーズでしたし、アドリブを入れる方などもいて、皆さん楽しんでやってくださっています。
市丸:打ち合わせなどはどうされているのですか? 午前中に中継を担当されてからで大変かと思いますが。
小倉:打ち合わせは3時くらいからです。メインレースのときは打ち合わせを止めて、レースを見たりしながら。
市丸:中継が終わってから、打ち合わせまでの時間は食事を取られたり……。
小倉:あと、眠いときは10分だけ仮眠を取ったり。ただ、午前中のキャスターの方が競馬の話をしながら残っていることもありますし、ひとり孤独な時間というのは少ないですね。あとは、競馬を見ながら資料を調べたりしています。
市丸:番組の30分という時間の中でいろいろ引き出すのは難しくないですか?
小倉:あっと言う間ですね。打ち合わせでは40分とかまでオーバーしてしまうのですけれど、その中で「ここが肝だな」という大事なところをうまく聞くようにまとめると、不思議と30分で収まるんです。
市丸:そういえば、「炎の十番勝負」の番組対抗で「勝ち検」は優勝されましたね。さすが皆さんプロで、先を見通す力があるというか。
小倉:編集長の皆さんに予想を出していただいて、その傾向から指名馬をチョイスする人がすごかったです(笑)。
市丸:小倉さんはまったく関わっていない?
小倉:わたしの意向はまったく反映されていないので、優勝してもあまり大きなことは言えないです(笑)。ただ、あの時点でJCダートのエスポワールシチーを指名された編集長の方が何名もいたり、「プロだな」というところはいくつもありました。香港に行っちゃったりとか、故障があったりもして「十番勝負は時の運」だとか「この時期に書いて当たるわけない」とか言ってますけれど、皆さんの観察力や予想する力とか、「十番勝負」以外でも「勝ち検」は毎週すごく勉強になります。
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