私の競馬はちょっと新しい
第12回 タレント 安田和博さん
- 「競馬からはいろいろな感情をもらっています」
- 1967年生まれ。1988年に「デンジャラス」結成。相方は、オバマ大統領のモノマネで有名なノッチさん。最近は上島竜兵さん率いる「竜兵会」の総務部長としても有名。競馬は20歳ぐらいからキャリア20年以上。競馬場内FM放送のキャスターやグリーンチャンネル出演などの仕事もこなしている。
驚くほど合致した歴代連対種牡馬の法則
市丸:テレビ番組で予想するわけですから、予想理論が必要ですよね?
安田:そうなんです。なんか一個、理論を立ち上げたほうがいいかなと。で、04年の平安Sを調べてたら、良馬場だと必ずブライアンズタイムが来てる。よくよく調べると、ブライアンズタイムとフォーティナイナーの組み合わせがやたら多いことに気づいたんですよ。実際にも、ブライアンズタイム産駒の5番人気タイムパラドックスが1着、フォーティナイナー産駒の8番人気クーリンガーが2着、同じく1番人気ビワシンセイキが3着。
市丸:それ、調べてみたら3連複134倍の万馬券ですね。
安田:で、全部の重賞を調べてみると、特定の種牡馬ばかり連対している重賞が意外と多かったんです。調べてる内に、04年の中京記念でコマンダーインチーフ産駒の16番人気メイショウキオウが勝って、馬連700倍ついて、千円買ってたから70万になりました。これだ、と思って。こういう理論でこういうのが当たりましたって、テレビではしゃべりやすいじゃないですか。それで、これに決めようと。
市丸:説得力ありますからね。
安田:そのうち凝り出したら、サンデーサイレンスがいなくなって、種牡馬だけでは難しい時代になっちゃった。仕方がないから系統を調べ始めたんですが、それも結構合うんですよ。じゃあサンデーがいなくなっても、歴代の配合を見ていけばいいと。マンハッタンカフェ産駒がデビューするから「じゃあダメだ」じゃなくて、配合で見てどうなのか、父系と母系の両方の系統で見ていったんですよ。そしたらそれも意外と合う。じゃあ予想するときに使おうと。
市丸:歴代連対種牡馬と歴代連対配合はどっちを重視するとかあるんですか?
安田:取りあえず両方書き出して、まず該当する馬をピックアップして、そこからはコース適性とか実績とか…
市丸:なるほど。
安田:須田鷹雄さんはこの理論のよき理解者です。グリーンチャンネルの「データでVANVAN」に一緒に出してもらったりするんですが、僕がしゃべると、もう「なるほど、そういうことですね」ってことで完全に要約されちゃいます。ただ、要約するだけでなく、おれより詳しくしゃべっちゃったりするんですけど(笑)
市丸:須田さん、専門家ですからね。
安田:僕は、できるだけわかりやすくしたいんです。普通の人はそんなに血統のこと知らないじゃないですか。
市丸:うんうん。
安田:言葉でいろいろ言うよりもこの表見てください、と。この系統でしょ、と。そういうのを見せたいんですよね。
市丸:今は時間もないと思いますけど、競馬のホームページだけは更新してますね?
安田:あれは簡単なんですよ。月曜日に全部やっちゃうから。全部火曜日の段階で、登録馬を出して、それで木曜日に出走予定の馬が決まったら、そこから消していく作業だけなんです。木曜日の段階でもう終わりです。
市丸:安田さん、この理論って、恐らくPCの「TARGET Frontier」でかなり自動化できますよ。
安田:そうなんですか?
市丸:簡単なら問題ないですが、少しでも煩わしいところがあったら、ぜひチャレンジしてみてください。
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