私の競馬はちょっと新しい
第6回 タレント 見栄晴さん
- 「競馬には仕事でも助けてもらっています」
- 1966年生まれ、東京都出身。幼少時から子役として多くの作品に出演。82年に「欽ちゃんのどこまでやるの!?」における「萩本見栄晴」役オーディションに合格、以来ドラマやバラエティなどで幅広く活躍。「競馬予想TV!」の司会やコラムの執筆など、競馬との関わりも深い。
競馬はハズレるから面白い
市丸:ご自身がこれまで、こんな高配当を的中した、というレースは……。
見栄晴:近いところでは、マツリダゴッホの有馬記念(07年)とか。その年結婚したんですよ、4月3日に。それで最初の年だからって(結婚記念日の数字で)4−3−7とか4−7−3とか、馬連と3連単のボックスを全部買ってたんですよね。
市丸:3連単、ずいぶんつきましたよね?
見栄晴:嫁と見てたんですが、これは相当「つく」ので、ここからはついついウソ言っちゃったんです。
市丸:でも、奥さんも買ったのはご存じだったんですよね?
見栄晴:自分で買った100円は伏せておいて(笑)。100円買ってないことにするだけで、へそくりが80万円違うんですから!
市丸:すごく大きいですよね(笑)。競馬に対するスタンスも、そうすると馬券中心というか……。
見栄晴:よく「ロマン派」「馬券派」と分けられますけれど、僕は完全に馬券派。子供の頃になぜかテンポイントが好きで、あの(故障で競走中止になった)日経新春杯を見ていた記憶はありますが……。幼い頃は馬券が買えないので、ロマン派だったのかなあ。
市丸:でも、最近は馬がどうしたというのではなく、儲かるのが一番で?
見栄晴:それもありますし、(競馬予想は)テストされているような面もあると思うんです。推理するのが面白いというか。いろいろな要素、たとえば展開だったり、調教だったり、馬そのものだったり……。
市丸:いろいろとおつきあいもあるかと思いますが、お知り合いからの情報とかは?
見栄晴:昔、東京競馬場に関西馬がよく滞在してたんですよ。 その頃、馬についてきた調教助手さんや厩務員さん、騎手の方とか、レースが終わった後に食事に行くと顔を合わせることがあって、そこでいろいろ悪い情報を聞くわけですよ。
市丸:「悪い情報」ですか(笑)。
見栄晴:とにかく当たらない! 聞けば聞くほど当たらなくなる! 「元気いいから一発あるよ」というのが1頭くらいは来たこともありましたけれど……。それで徐々に聞かなくなっていったのですが、先週久しぶりに聞いちゃって痛い目に遭いました(笑)。やっぱ、聞いちゃだめなんだな、と。
市丸:情報信ずべし、しかもまた信ずべからず、などと言いますが……。
見栄晴:「今週どう?」とかいう話より、過去のレースの方にヒントがあったりもしますよね。自分がトラックマンになったつもりで、そういった情報を判断して……。プロの方でも、たとえば「競馬予想TV!」でヒロシさん(競馬エイト)の話は参考になりますけれど、それでも五分五分だったり。だから面白いんですよ。競馬はハズレるから面白い。100%だったらつまらないですよね、本命のレースばかりだったら誰も買わないでしょうから。
市丸:予想ではよく調教を重視されているようですが、なにか関係者の方のお話しがきっかけになったのですか?
見栄晴:以前、矢野照正さん(調教師)のお話しで、調教で走る馬はそれだけの能力があるのは確かだと聞いたんです。それだけ調教ができるということは、走る能力はあるし、足もとも健康なはずだと。それから、そういう馬を探して「どっかで穴を出すだろう」と調教重視になりましたね。
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