データde出〜た
第754回 ジェンティルドンナの連覇なるか? ジャパンC分析
2013/11/21(木)
秋の東京連続開催ラストを飾るジャパンC。残念ながら海外遠征組の参戦は見られないが、今年は外国馬3頭を、昨年の覇者・ジェンティルドンナをはじめとした日本馬が迎え撃つ一戦となる。そのジェンティルドンナがレース史上初の連覇を達成するのか、ライバルが待ったをかけるのか。データから分析してみよう。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。
■表1 人気別成績
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
1 | 3-3-3-1/10 | 30.0% | 60.0% | 90.0% | 76% | 107% |
2 | 1-3-2-4/10 | 10.0% | 40.0% | 60.0% | 34% | 98% |
3 | 2-0-1-7/10 | 20.0% | 20.0% | 30.0% | 172% | 62% |
4 | 2-1-0-7/10 | 20.0% | 30.0% | 30.0% | 226% | 66% |
5 | 1-2-0-7/10 | 10.0% | 30.0% | 30.0% | 109% | 75% |
6 | 0-1-1-8/10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% | 0% | 69% |
7 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% | 0% | 34% |
8 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% | 0% | 53% |
9 | 1-0-0-9/10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% | 410% | 71% |
10 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
11〜 | 0-0-1-66/67 | 0.0% | 0.0% | 1.5% | 0% | 24% |
過去10年、1番人気は【3.3.3.1】と非常に安定した成績で、着外敗退は一昨年の外国馬・デインドリームの6着のみ。日本馬の1番人気にかぎれば、97年以降でも【4.4.6.0】と、まったく崩れていない。ただ、単勝回収率の面で妙味があるのは3〜5番人気で、それぞれ100%を突破。勝率は1番人気より下がるものの、毎年買い続けるのであれば、1着候補はこちらからという手もある。なお、連対馬は20頭中18頭が5番人気以内。3着には6番人気以下からも4頭が出ているが、基本的には平穏な傾向にあり、馬連は過去10年の最高でも7000円台である。
■表2 枠番別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
1枠 | 2-1-2-14/19 | 10.5% | 15.8% | 26.3% | 90% | 146% |
2枠 | 1-0-1-17/19 | 5.3% | 5.3% | 10.5% | 57% | 20% |
3枠 | 2-0-3-14/19 | 10.5% | 10.5% | 26.3% | 65% | 47% |
4枠 | 0-0-2-17/19 | 0.0% | 0.0% | 10.5% | 0% | 23% |
5枠 | 1-4-1-13/19 | 5.3% | 26.3% | 31.6% | 14% | 55% |
6枠 | 1-1-0-17/19 | 5.3% | 10.5% | 10.5% | 6% | 16% |
7枠 | 1-0-1-24/26 | 3.8% | 3.8% | 7.7% | 40% | 15% |
8枠 | 2-4-0-21/27 | 7.4% | 22.2% | 22.2% | 176% | 63% |
1〜4 | 5-1-8-62/76 | 6.6% | 7.9% | 18.4% | 53% | 59% |
5〜8 | 5-9-2-75/91 | 5.5% | 15.4% | 17.6% | 68% | 38% |
枠番別では内から外まで好走馬が分散している。ただ、1〜4枠が【5.1.8.62】、5〜8枠が【5.9.2.75】で、2着馬10頭中9頭が5〜8枠、3着馬10頭中8頭は1〜4枠という偏りが生じている。理由は定かではないものの、こういった傾向を気にされる方であれば、3連単のフォーメーション作成時には役立ちそうだ。
■表3 5着以内に好走した外国馬
年 | 馬名 | 性齢 | 国 | 人気 | 着順 | 前々走まで過去1年 | 前走 | |||||||
04 | ポリシーメイカー | 牡4 | フランス | 14 | 4 | … | 5 | 1 | 2 | 1 | 凱旋門賞19着 | |||
05 | アルカセット | 牡5 | イギリス | 3 | 1 | … | 1 | 2 | 1 | 2 | チャンピオンS5着 | |||
ウィジャボード | 牝4 | イギリス | 5 | 5 | … | 7 | 1 | BCF&Mターフ2着 | ||||||
06 | ウィジャボード | 牝5 | イギリス | 3 | 3 | 1 | 4 | 3 | 2 | 1 | 5 | 1 | 2 | BCF&Mターフ1着 |
09 | コンデュイット | 牡4 | イギリス | 3 | 4 | … | 2 | 3 | 1 | 4 | BCターフ1着 |
外国馬は過去10年で【1.0.1.49】と2頭しか好走がないため、表3では5着以内に入った外国馬5頭を掲載した。この5頭すべてに共通するのが、4〜5歳馬、近3走で2連対、1年以内に6着以下は1回以内、といったあたり。また、4頭が英国馬で今回5番人気以内だった。
■表4 日本馬年齢別成績
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 | うち牝馬 |
3歳 | 2-4-3-20/29 | 6.9% | 20.7% | 31.0% | 53% | 81% | 1-0-1-2 |
4歳 | 4-4-3-14/25 | 16.0% | 32.0% | 44.0% | 223% | 84% | 0-1-1-1 |
5歳 | 2-1-2-27/32 | 6.3% | 9.4% | 15.6% | 21% | 30% | 2-0-0-3 |
6歳 | 1-1-0-11/13 | 7.7% | 15.4% | 15.4% | 106% | 35% | 出走なし |
7歳以上 | 0-0-1-16/17 | 0.0% | 0.0% | 5.9% | 0% | 97% |
この表4以降は日本馬に限定した成績を見ていきたい。まず表4は年齢別の成績で、4歳馬が連対率32.0%、複勝率44.0%という好成績。続いて3歳も複勝率31.0%など上々で、この3〜4歳と5歳以上は好走確率の差が大きい。なお、牝馬の合計は【3.1.2.6】で複勝率50.0%と、この舞台に駒を進めてくる以上は牡馬相手でもまったく引けを取らない、むしろ信頼できるとみていいだろう。
■表5 馬、騎手の東西・外国組み合わせ成績
馬所属 | 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
関東馬 | 美浦 | 0-0-0-13/13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
栗東 | 0-0-1-5/6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% | 0% | 276% | |
外国 | 2-0-2-5/9 | 22.2% | 22.2% | 44.4% | 485% | 117% | |
関西馬 | 美浦 | 0-1-0-17/18 | 0.0% | 5.6% | 5.6% | 0% | 8% |
栗東 | 6-4-4-32/46 | 13.0% | 21.7% | 30.4% | 97% | 59% | |
外国 | 1-4-2-11/18 | 5.6% | 27.8% | 38.9% | 20% | 95% |
月曜掲載分でも触れたように、ジャパンCは日本馬に騎乗した外国人騎手の好成績が目立つレースだ。表5は馬の東西別に分類してみたが、狙えるのは関東馬なら外国人騎手、関西馬なら地元関西の騎手か外国人騎手、となる。なお、美浦の騎手で好走したのは09年に関西馬・オウケンブルースリ(2着)の手綱をとった内田博幸騎手のみである。
■表6 日本馬前走レース別成績
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
天皇賞(秋) | 4-6-6-40/56 | 7.1% | 17.9% | 28.6% | 36% | 73% |
菊花賞 | 1-3-1-14/19 | 5.3% | 21.1% | 26.3% | 46% | 66% |
凱旋門賞 | 1-1-1-2/5 | 20.0% | 40.0% | 60.0% | 26% | 152% |
秋華賞 | 1-0-1-0/2 | 50.0% | 50.0% | 100.0% | 330% | 215% |
アルゼンチン共和国杯 | 1-0-0-9/10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% | 410% | 71% |
京都大賞典 | 1-0-0-6/7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% | 197% | 40% |
表6は日本馬の前走レース別成績。好走馬を輩出しているレースは、芝2000m以上のG1、または芝24〜2500mのG2で、秋の東京・京都開幕週以降(凱旋門賞含む)という点で共通している。今年は菊花賞組、凱旋門賞組が不在のため、まずは秋の天皇賞組を中心と考えてよさそうだ。なお、今年は3頭登録(1頭回避予定)のあるエリザベス女王杯組は、98年にエアグルーヴの2着こそあるものの、過去10年では【0.0.0.4】で、06年フサイチパンドラの5着が最高である(ほかに07年女王杯取消のウオッカが4着)。
■表7 前走天皇賞組の好走馬
年 | 馬名 | 性齢 | ジャパンC | 天皇賞(秋) | 国内G1成績 | ||
人気 | 着順 | 人気 | 着順 | ||||
03 | シンボリクリスエス | 牡4 | 1 | 3 | 1 | 1 | 3-1-1-1 |
04 | ゼンノロブロイ | 牡4 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1-2-1-2 |
05 | ハーツクライ | 牡4 | 2 | 2 | 2 | 6 | 0-2-0-6 |
ゼンノロブロイ | 牡5 | 1 | 3 | 1 | 2 | 3-3-2-2 | |
07 | アドマイヤムーン | 牡4 | 5 | 1 | 2 | 6 | 1-0-1-3 |
ポップロック | 牡6 | 4 | 2 | 4 | 4 | 0-1-1-1 | |
メイショウサムソン | 牡4 | 1 | 3 | 1 | 1 | 4-1-0-3 | |
08 | ディープスカイ | 牡3 | 1 | 2 | 3 | 3 | 2-0-1-0 |
ウオッカ | 牝4 | 2 | 3 | 1 | 1 | 4-2-1-3 | |
09 | ウオッカ | 牝5 | 1 | 1 | 1 | 3 | 6-2-3-3 |
オウケンブルースリ | 牡4 | 2 | 2 | 3 | 4 | 1-0-0-2 | |
10 | ブエナビスタ | 牝4 | 1 | 1降2 | 1 | 1 | 5-2-2-0 |
11 | ブエナビスタ | 牝5 | 2 | 1 | 1 | 4 | 5-6-2-1 |
トーセンジョーダン | 牡5 | 6 | 2 | 7 | 1 | 1-0-0-2 | |
ジャガーメイル | 牡7 | 14 | 3 | 9 | 9 | 1-0-0-5 | |
12 | ルーラーシップ | 牡5 | 2 | 3 | 2 | 3 | 0-1-1-4 |
表7は、前走秋の天皇賞組の好走馬16頭。天皇賞4着以内馬がうち13頭(6着以内が15頭)を占めるほか、12頭が天皇賞3番人気以内+今回2番人気以内で共通している。また、国内G1実績を見ると、勝ち馬(13頭)か、連対を含む3着以内2回以上も条件に挙げられる。
■表8 前走秋の天皇賞以外から好走した日本馬
年 | 馬名 | 性齢 | ジャパンC | 前走 | 国内G1成績 | |||
人気 | 着順 | レース名 | 人気 | 着順 | ||||
03 | タップダンスシチー | 牡6 | 4 | 1 | 京都大賞典 | 1 | 1 | 0-1-1-0 |
ザッツザプレンティ | 牡3 | 5 | 2 | 菊花賞 | 5 | 1 | 1-0-1-1 | |
04 | [地]コスモバルク | 牡3 | 2 | 2 | 菊花賞 | 2 | 4 | 0-1-0-2 |
デルタブルース | 牡3 | 7 | 3 | 菊花賞 | 8 | 1 | 1-0-0-0 | |
06 | ディープインパクト | 牡4 | 1 | 1 | 凱旋門賞 | … | 3失 | 5-1-0-0 |
ドリームパスポート | 牡3 | 5 | 2 | 菊花賞 | 2 | 2 | 0-2-1-0 | |
08 | スクリーンヒーロー | 牡4 | 9 | 1 | アルゼンチン | 3 | 1 | 未経験 |
09 | レッドディザイア | 牝3 | 6 | 3 | 秋華賞 | 2 | 1 | 1-2-0-0 |
10 | ローズキングダム | 牡3 | 4 | 1 | 菊花賞 | 1 | 2 | 1-2-0-1 |
ヴィクトワールピサ | 牡3 | 8 | 3 | 凱旋門賞 | … | 7 | 1-0-1-0 | |
12 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 3 | 1 | 秋華賞 | 1 | 1 | 3-0-0-0 |
オルフェーヴル | 牡4 | 1 | 2 | 凱旋門賞 | … | 2 | 5-0-0-1 |
一方、表8は秋の天皇賞以外をステップにした好走馬である。こちらは表7の天皇賞組と比べ、4番人気以下の好走馬が12頭中8頭と多い傾向にある。このうち、タップダンスシチーを除く11頭は3〜4歳馬。また、コスモバルクを除く中央馬11頭では、前走が国内ならG1連対かG2勝ち(全8頭)、G1勝ちか連対を含む3着以内2回以上の実績(10頭)、そして国内G1での4着以下は1回まで(経験馬10頭すべて)、といったあたりが、好走馬の多くに共通したポイントになる。
特にG1実績に関しては、表7の天皇賞組では4着以下が3回以上ある馬も多かったのに対し、こちらは4着以下が2回以上あると苦しいことが大きな違いだ。また、G1実績のないスクリーンヒーローは未経験馬で、出走経験がありながら連対がない馬の好走はない。
■表9 同年春の中央G1好走実績馬の成績
春の国内G1実績 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
優勝馬 | 4-3-3-10/20 | 20.0% | 35.0% | 50.0% | 112% | 90% |
2〜3着馬(1着と重複除く) | 4-5-3-14/26 | 15.4% | 34.6% | 46.2% | 110% | 90% |
3着以内馬計 | 8-8-6-24/46 | 17.4% | 34.8% | 47.8% | 111% | 90% |
9月末に掲載した「第737回 春の実績馬が活躍するG1、新勢力が活躍するG1は?」でも取り上げたように、秋のG1の中で、ジャパンCは春のG1実績馬の好走が多く見られるレースである。当時の表に少し手を加えてもう一度掲載しておくが、同年春のG1優勝馬は複勝率50.0%、2〜3着馬でも複勝率は46.2%だ。表7〜8で挙げた全G1実績に加え、この春のG1実績にも注目しておきたい。
なお、春のG1好走が牝馬限定G1のみだった馬は過去10年【1.0.1.1】。サンプル不足ではあるものの、06年のフサイチパンドラが8番人気5着、09年のレッドディザイアが6番人気3着、そして昨年のジェンティルドンナが3番人気1着と、いずれも人気を上回る着順で5着以内に入っており、牝馬同士のG1実績でもあまり軽くは見られない。
【結論】
ジャパンCで1番人気に推された日本馬は97年以降すべて3着以内。過去10年の連対馬18頭が5番人気以内など、人気薄の出番は少ないレースである。年齢別では3〜4歳が優勢、そして今年のメンバーでは秋の天皇賞組が中心になりそうだ。また、G1勝ち、あるいはG1で連対を含む3着以内2回以上の実績も必要で、特に天皇賞組以外はG1で4着以下が2回以上あると苦しい。
今年の外国馬は表3のデータに複数ひっかかる馬ばかり。あえて挙げれば、英国馬、近3走で2連対の2点をクリアするジョシュアツリーだが、積極的に狙える候補とは言い難く、まずは日本馬を中心に考えたい。その日本馬は大枠として、G1での優勝実績か、連対を含む2〜3着2回以上の実績を持つことが条件になる(表7〜8)。本年の出走予定馬で該当するのは、ヴィルシーナ、エイシンフラッシュ、ゴールドシップ、ジェンティルドンナ、そしてトーセンジョーダンの5頭だ。
中でも注目できるのは、昨年の優勝馬・ジェンティルドンナ。秋の天皇賞1番人気で2着、そして今回も上位人気必至という点で、表7のデータはクリア。年齢(表4)や実績面に不安はなく、表9で挙げた春のG1好走馬(宝塚記念3着)でもある。外国人騎手騎乗の関西馬も、過去の傾向からは問題ない(表5)。
その他は複数の減点材料を抱える馬ばかりだが、そんな中ではまず同じく天皇賞組のエイシンフラッシュ。天皇賞上位人気(3番人気)の好走馬で、G1実績もクリアし、やはり関西馬の外国人騎手という点も問題なし。6歳の年齢(表4)と、天皇賞組で2番人気以内を外す可能性(表7)がネックになるものの、それぞれ少ないながらも勝ち馬、好走馬は出ており、大きな減点までは必要ないだろう。
一方、人気の一角が予想されるゴールドシップは、4歳(表4)、春のG1勝ち馬(表9)といった好材料もある一方で、京都大賞典組で馬券圏外の5着(表8)、天皇賞以外の組でG1・4着以下2回(同)といった不安材料も抱えている。鞍上は美浦所属でも好走実績のある内田博幸騎手(表5本文)なら目をつむっても良いかもしれないが、いずれにしてもデータからは前記2頭の次位になる。また、ヴィルシーナは同じく天皇賞組以外で、G1・4着以下が2回。ただ、4歳(表4)、牝馬(同本文)、関西馬に関西騎手(表5)、春のG1馬(表9)と好材料もあり、穴馬としては魅力ある1頭だ。残るG1実績馬トーセンジョーダンは年齢や、天皇賞組の前走人気、着順、今回人気薄が予想されることなど、マイナス材料が多い。
最後に、表7〜8のG1実績をクリアできない馬からも1頭挙げれば、中では唯一となる春のG1・3着以内馬(表9)・デニムアンドルビー。今年唯一の3歳馬(表4)、好走確率の高い牝馬(同本文)、そして関西の騎手が手綱を取る関西馬(表5)だ。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。