今年で7回目となった「WIN5予想大会」。土曜に開催されたため実際の「WIN5」発売はなかったが、東京の9〜11レースと福島の10〜11レースを対象に、全5レースの勝ち馬を、少ない指名頭数で的中された方が上位になるルールで行われた（最大30頭。5レース的中者が10名に満たない場合は、4レース的中者から指名頭数が少ない順に上位とする）。

　この懇談会ではもうお馴染みとなった予想大会、そしてルールのため、何年も参加されている作者のみなさんには、既に豪華賞品を手に入れる「コツ」を掴まれている方もいらっしゃっただろう。とはいえ、まずは作戦よりも前に予想勝負、1位を取るためには5レース的中が近道だ。豪華賞品ゲットを目指し、みなさん真剣に予想に取り組まれていた。そして今年は、わたくしどもゲストも「オープン参加」として一緒に楽しませていただいた。

　そんな「WIN5予想大会」の1レース目、東京9レース・南武特別は、単勝1番人気のホウオウドリームが優勝。そして続くは福島の10レース・会津特別。津田さんからは、今日の福島は平地8レース中7レースで1番人気が優勝、残る1レースも2番人気と堅く収まっていることが紹介されたが、このレースも1番人気のショウナンアエラが優勝した。予想大会開幕から1番人気が2連勝、これは多くの方が的中されているかと思いきや、最初のレースで2名、そして2レース目ではなんと10名の方が脱落。早くも「WIN2」の方は22名から14名と激減していた。みなさんギャンブラーですねえ。

　東京10レース・ノベンバーSは、「兄貴より上手いんじゃないの？」という声も聞かれる中、C.デムーロ騎手騎乗の4番人気のストーンウェアが勝ち、この時点で残るは9名に。そして福島のメイン、みちのくSは上位人気全滅のレースで、なんと9歳馬、9番人気のユキノアイオロスが優勝。こちらの予想大会もここで全滅、3レース的中の方が賞品数とぴったり同じ10名となった。

　そして最後の東京メイン、京王杯2歳Sは単勝1.8倍のタワーオブロンドンが優勝。しかしここでも残る10名の方から1名が外され、「WIN4」的中者は9人。WIN3（最少の20頭）でも10位の賞品を獲得できるという波乱の結果になった。「TARGET frontier JV」によるWIN5の仮想配当は198万馬券。ただ、1番人気が3勝を挙げる一方で、残る2頭が4番人気と9番人気。ガチガチでもなく、かといって荒れっぱなしでもなく、その仮想配当以上の難しさも感じられた予想大会となった。

　そんな中、25頭に絞った指名で4レースを的中し、第4位に食い込んだのが、今回初参加となった「あしすと！複勝コロガシ」の青丹嘉一さん。波乱となった福島11レース以外はきっちり当てられ、「Apple watch3」を獲得された。

　ベスト3は、まず指名24頭で2位タイのお二人。「アイダービーAce」の株式会社アイナレッジのHさんは、こちらも今回のニューフェイス。じゃんけんで、ダイソンのコードレスハンディクリーナーを選択された。

　もうひと方、「Bigdream Pro」のBigFriendさんは、11年に行われた第1回の「WIN5予想大会」で第2位、そして京都で行われた14年も第3位など、何度も上位に入る実績の持ち主だ。大友さんはおしゃれ家電、バルミューダの炊飯器を獲得された。

　そして優勝は、指名わずか19頭と2位以下に大差をつけて市丸博司！　いや、すみません、オープン参加なので賞品はないです。でも4レース的中者の一番最後でいいので、10位のドライヤー、欲しかったなあ……。乾かすところ？　ありますよ！？

　真の優勝者、iPad Proを獲得されたのは「オッズ自動取込分析　Odds JV Auto2」のまいとん倶楽部さん。指名22頭は2位に2頭差、そしてなんと！　夏の小倉開催だった昨年に続く「WIN5予想大会」連覇を達成されたのだ。一昨年と11年も3位入賞と好成績を残しておられるが、WIN5は「買わないです」とのこと。これを機会に、ぜひ実際のWIN5でも一攫千金を狙われてはいかがだろうか。

　こうして「WIN5予想大会」の結果発表、表彰式が終わると、残すは最終レースのみ。ここで津田麻莉奈さんが「JRA-VAN NEXT」や、「データラボ」対応ソフト向けに提供されている「データマイニング」上位馬のボックス買いで的中され、きれいに懇談会を締めくくってくれた。最後に、赤堀VANサービス部長からの挨拶をもって、「第12回 JRA-VAN データラボ・競馬ソフト作者懇談会」は閉会した。