毎年、たいへん豪華な賞品が用意されている「WIN5予想大会」。今年で5回目を迎えたこの予想大会は、対象となる5レースの勝ち馬を予想し、全5レースを少ない指名頭数で的中された方が上位になる、というルールで行われている（最大30頭。5レース的中者が10名に満たない場合は、4レース的中者から指名頭数が少ない順に上位とする）。実際のWIN5ではカギになる買い目の点数ではなく、この予想大会は指名頭数の少ない順で争われるのがポイントだ。

　京都競馬場で行われた昨年は、3→9→2→11→14番人気で、単純な「単勝ころがし」でも4億円（WIN5は発売なし）。全レース的中者はなし。4レース的中で優勝、3レースでも2〜3位、そして2レース的中でも指名29頭以下で賞品獲得圏内という大波乱だった。

　しかし今年は平穏なレースが続き、中山、中京の2重賞を残して27人中17人が3連続的中を果たしていた。迎えた中山メイン・ステイヤーズSは1番人気のアルバートが勝ち、16人が勝ち残り、そして最後の金鯱賞を制したのは5番人気のミトラ。終わってみれば1→3→2→1→5番人気と、すべて人気馬が優勝。単勝ころがし（WIN5発売なし）では17万円と、昨年の4億円とは正反対の堅い決着となった。

　その全5レースを的中されたのは11名、しかし賞品は10位まで。なんと、せっかく「WIN5」を的中しても、賞品をもらえない方が1名だけ出てしまうのだ。「WIN5予想大会」から一転、「豪華賞品争奪・じゃんけん大会」へ。全レース的中者のうち、30頭指名の7名によるじゃんけんの末、敗れてしまったのは「科学的競馬投資ソフト：Adinhunter２」のMORICSさん。賞品は残念でしたが、WIN5的中はお見事でした。

　一方、このじゃんけん大会を回避して上位に入ったのは、指名頭数を30頭未満に絞られた方々。第3位「オッズ自動取込分析　Odds JV Auto2」のまいとん倶楽部さんは28頭で、「Apple WATCH」を手にされた。

　そのまいとん倶楽部さんとは1頭差、27頭で第2位となったのは、「TARGET frontier JV」のBLITZさん。「Microsoft Surface 3」を獲得した。

　そして第1位は「速うまシューター」のしゅうとさんで、指名頭数はわずか23頭。並み居る歴戦の強者たちを、はるか後方に置き去りにする圧勝劇で、みごとに「Apple iPad Pro」を獲得された。

　こうして予想大会の表彰式が終了すると、JRAシステムサービス・菊池VAN事業部サービス管理課長からの挨拶をもって「第10回 JRA-VAN Data Lab.競馬ソフト作者懇談会」は閉会した。

菊池徹男サービス管理課長からのご挨拶

　今日は一日、みなさんお疲れさまでした。1年ぶりの競馬場での懇談会ということで、楽しまれた方、そして悔しかった方もおられたかもしれませんが、また、これからも機会を設けながら、みなさんからのお声をいただいて、JRA-VANとDataLab.のサービス、そしてみなさんの競馬ライフを盛り上げて行けたらと思います。本日はありがとうございました。