今年の予想大会は、東京10レースのユートピアＳからスタート。ここは９頭と少ない頭数だったことに加え、３番人気のパストフォリアが優勝して、多くの方が的中されていたようだ。対象２レース目の京都10レース・渡月橋Ｓも３番人気のナガラオリオンが優勝。昨年ほどではないが、比較的平穏なスタートになった。そして迎えた福島11レース・フルーツラインＣ。１番人気のヤマニンパピオネが２番手から押し切るかと思われたところ、後方から一気に差し切ったのは、なんと単勝63.2倍の13番人気・スマートキャスター。実際のWIN5でも残り約38万票から約1200票まで一気に減っていたが、参加されたみなさんにも、ここであえなく「WIN5」からは脱落という方が多かった。そして東京メイン・アルゼンチン共和国杯は２番人気のルルーシュ、さらに京都メイン・みやこＳは単勝1.4倍のローマンレジェンドと人気馬が優勝。結果は３→３→13→２→１番人気となり、福島メインのフルーツラインＣを的中できたかどうかが、運命の大きな分かれ目となった。

　注目の結果は、お見事！　なんと２名の方が全５レースを的中されていた。優勝は「Umark」のSneezeさんで、各レース５頭ずつの計25頭で的中。もし実際にWIN5を購入されていれば、3125点、約31万円で587万馬券を的中されたことになる。指名馬は「１〜３番人気の馬と、今日はパンツの色が緑だったので、６枠の馬」を選んだとのこと。そう、大波乱となった福島メインのフルーツラインＣを勝ったスマートキャスターは６枠12番。会場からは「ソフトの予想じゃないんだ！」とか「ソフト作者にあるまじき予想だ！」などという声も飛んだが、どこに幸運が転がっているかわからないのも、また競馬の面白いところだ。

　第２位は「スピード指数Analyzer」のwhitewoodさんで、指名馬は各レース７〜11頭で合計47頭。実際に購入されると690万円ほどになり、この日の払戻金は587万円。馬券としてはいわゆる「取りガミ」になってしまうが、この予想大会のルールでは堂々第２位である。
　そして第３位以下は「WIN4」のみなさん。第10位までに入賞された方々の投票を拝見すると、全員が福島11レースを外されて「WIN4」となっていた。そんな中で「Secret Horse」のm-tezoroさんは、４→３→３→２→２頭のわずか14頭の指名で４レースを的中して第３位。指名馬23頭の10位まで、４レースを的中された方も頭数の少ない順に賞品を獲得された。
　各場のメインレースが終了し、予想大会の表彰式が行われると、JRAシステムサービス・名畑VAN事業部長からの挨拶をもって「第７回 JRA-VAN Data Lab.競馬ソフト作者懇談会」は閉会した。

名畑要二VAN事業部長からのご挨拶

　　本日は天候にも恵まれまして、最高の競馬日和だったと思います。みなさま、成績はいかがでしたでしょうか。本日、表彰されました方々、賞品を獲得されましたみなさま、改めましておめでとうございます。
　JRA-VANのDataLab.サービスは、ここにいらっしゃるみなさま、そして多くの作者のみなさま方の作品によって成り立っているものでございます。先日、Windows 8も発売されまして、パソコンの市場も活気づいておりますが、DataLab.のサービスも盛り上げていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。また、本日はご参加いただき、スタッフともども感謝いたしております。ありがとうございました。