第26回 2012年作者懇談会レビュー
- 〜第7回 JRA-VAN Data Lab.競馬ソフト作者懇談会〜
- 2012年11月4日、昨年に続き今年も東京競馬場フジビュースタンドの「ダービールーム」において、「第7回 JRA-VAN DataLab.競馬ソフト作者懇談会」が開催された。今回は、競馬ソフト作者のみなさんが一堂に会された懇談会の模様をリポートしたい。
競馬ソフト作者懇談会(2012/11)
参加者の皆さんとアンケート結果(1)
これらに加え、この秋にはマイクロソフトから、タブレットに特化したWindows RT、そして従来のWindows用ソフトも動作するWindows 8もリリースされた。特にWindows 8は、これまでのWindows用ソフトがそのまま動く可能性が高く、競馬ファンにとっても注目のOSだ。現在JRA-VANでは、JRA-VAN NEXTや、Data.Labサービスで利用するJV-LinkのWindows 8上での動作を確認中。今後対応が確認されれば、既にある豊富なソフトが活用できるのはもちろん、タッチパネルでの操作も意識したソフトを開発、改良されるソフト作者の方もいらっしゃることだろう。
アンケートに回答いただいたのは、計39名の参加者のみなさん(複数回答)。まず最初にうかがったのは、現在利用されているスマートフォンやタブレットPCと、今後の購入予定について。最多の17名の方が利用されていたのが、この分野の先駆者とも言えるiPhoneだった。続いて、Android搭載のスマートフォンとiPadがともに13名。さらに、Android搭載タブレットPCが4名、そして早くもWindows 8搭載のタブレットPCをお持ちの方が3名。もともと携帯音楽プレイヤーのiPodが現在はかなり多機能化しており、「その他」でiPodと回答してくださった方も2名いらっしゃった。全体では39名中31名、参加者の4分の3を超える方が、既にスマートフォンやタブレットPCを利用されているそうだ。また、スマートフォンとタブレットPCの双方をお持ちの方は、必ずしもタブレットPCがiPadならスマートフォンはiPhoneと統一されているわけではなく、iPhoneやiPadとAndroid搭載機を使い分けている方も何名かいらっしゃった。
そして、追加ではなく新規に購入を検討中という方は3名。購入予定がないという方は5名いらっしゃった。購入予定がない方の理由を拝見すると、4名の方が「必要ならノートPCを利用する」を選択。このうち「Odds JV Auto2」のまいとん倶楽部さんには「情報表示するのに画面が小さい」とのご意見も併記いただいた。持ち運びには便利な反面、どうしても一度に表示できる情報量には制限が出てしまうタブレットPC。Windows 8ではやや大きめの機種も発売されるようだが、今後は従来のノートPC並の画面を持つ確保するものが出てくるのか、ノートとどう棲み分けがなされるのかも含め注目したいところだ。