第23回 2009年作者懇談会レビュー
- 〜第4回 JRA-VAN Data Lab.競馬ソフト作者懇談会〜
- 2009年11月22日、東京競馬場の「メモリアル60」において「JRA-VAN Data Lab.競馬ソフト作者懇談会」が行われた。ソフト作者の皆さんが一同に集うこの懇談会も今年で4回目。今回はその模様をリポートしたい。
競馬ソフト作者懇談会(2009/11)
参加者の皆さんとアンケート結果(1)
今年も昨年に続いて、参加されたソフト作者の皆さんにはアンケートにご協力いただいた(計37名)。ここでは、懇談会での各テーブルの様子とともに、その結果をご紹介したい。
まず、10月22日にマイクロソフトからWindows7が発売されてひと月ということで、ふだん利用されているOSについてうかがってみた(複数回答)。その結果は、もう「先々代」になってしまったWindowsXPという方がなんと34名。ソフト開発にVISTAや7の新機能は不要なのか、それとも安定している環境をわざわざ変えたくない、ということなのだろうか。市丸は会場にWindows 7のノートを持ち込んでいたが、「新しもの好き」の方はさほど多くはないようで、7と答えた方は4名、いずれもXPやVISTAとの併用とのことだ。
また、ソフトを開発されている言語についてもお聞きしたところ、こちらはバージョンこそ様々だがVisualBasicと答えられた方が18名でトップ。これにDelphiが9名、さらにC#やC++といったC言語系が続く結果になった。
続いて、ふだんJRA-VANをどのような形で利用されているかについてうかがってみた(複数回答)。最も多かったのは「予想(買い目は自分で決定)」で26名。これに「データ分析」が19名、「予想(買い目までソフトで決定)」が13名。予想の過程ではJRA-VANのソフトなどを活用しつつ、最後に買い目を決めるのは自分で、というスタンスの方が多いようだ。
その一方で、ソフトで馬券を購入されているという方は7名、収支まで計算されている方はそのうち3名と、こちらはやや少ない結果。今やJRA-VAN対応ソフトがなければ馬券が買いづらくて仕方ない身になってしまった市丸としては、少々意外な結果である。