今回紹介する「服助」「実況服助PRO」は、それぞれ「勝負服のイラスト入り出馬表を表示する」という機能など、基本的な部分は共通するソフトだ。「服助」は利用料金無料（別途JRA-VAN DataLab.の料金は必要）のフリーウェアで、予想機能などもついた、いわば一般ファン向けの一本。一方、「実況服助PRO」はレース実況の際に役立つ機能が付属しており、シェアウェアとなっている。

　ただ、「実況服助PRO」は実況に使う人専用ではなく、もちろん一般のユーザーも利用できる。勝負服関係以外にも、ちょっと役に立つデータが表示できる、などといった点もあるので、「服助」「実況服助PRO」の双方を試し、「実況服助PRO」の方が良いと感じれば、こちらをシェアウェア登録するのも良いだろう。なお、登録をしなくても最初の１ヶ月は無料で利用することが可能だ。

　なお、それぞれのサポートサイトも、「『服助』ホームページ」、「実況服助サポートページ」に分かれているので、このコーナーともども、そちらも参考にしていただきたい。

的中実績

月日	レース	的中例
9月7日	新潟２歳Ｓ	馬連11490円的中！（神様）
9月7日	小倉２歳Ｓ	馬連12570円的中！（諸田志）
9月13日	エルムＳ	馬連2170円的中（佐藤）
9月15日	朝日チャレンジＣ	馬連620円的中（神様）
9月20日	阪神ジャンプＳ	馬連320円的中（神様）
9月21日	セントライト記念	馬連3190円的中（神様、諸田志）
9月28日	神戸新聞杯	馬連550円的中（神様）

　本ページ冒頭でも触れた通り、「服助」にはレースの予想機能が備えられている。作者インタビューによると、単勝と馬連オッズの比較のみで予想を行っており、なかなか良い配当も当たるそうだ。

　上記の表は、本サイトにある重賞競走の「星取表」から、08年９月以降の馬連的中レースを抜粋したものだ。新潟、小倉の両２歳Ｓで高配当を射止めるなど、このひと月だけでも７レースを的中している。８月以前も多くの高配当を当てているので、詳しくは「星取表」をご覧いただきたい。

　なお、「服助」の「神様」「佐藤猫一郎」「諸田志ユーミン」の３名の予想が、馬連、馬単、３連複について各６点ずつで表示される（画面5-1）。オッズをもとにしているため、オッズ取得時間によって予想結果は異なるので注意が必要だ。

　木下氏によれば、「星取表」と近い結果を期待するなら、できるだけレースの締め切り時間に近いオッズを取得して予想するのが良いそうだ。また、「どのくらいの時間のオッズが当たりますか？」などと聞かれることもあるそうだが、これは「わからない」とのこと。興味のある方は、朝、昼、１時間前などのオッズでそれぞれ予想を行い、回収率を計算してみると、誰も知らない「ツボ」を見つけることができるかもしれない。

［画面5-1］９月28日の神戸新聞杯について「服助」で予想した例。３種類の予想が馬連、馬単、３連複についてそれぞれ６点で表示される。オッズの変動に伴って予想結果も変わるので要注意だ。