「HRPTV5C」はフリーウェアとして公開されており、JRA-VAN DataLab.の購入手続きと「JV-LINK」のインストールが済んでいれば、「HRPTV5C」本体は無料で利用が可能である。

　ソフトのダウンロードは、このページ一番下にある「このソフトのダウンロードはこちら！」から競馬ソフト詳細ページにアクセスすれば可能である。インストールに特に難しい点はなく、ダウンロードした「HRPTV5C.exe」を実行し、指示された手順に従って進めてゆけば、問題なく終了することだろう。インストールが終了すると、自動的にソフトが起動する。データ提供時間の関係で、予想を行えるのはレース当該週の金曜の昼以降となる。それ以前の場合は、ここで一旦終了しておきたい。

　データの登録は画面5-1左上の「今週の予想」の各ボタンを利用する。○数字で順番が示されている通り、「今週開催取得」「構造体処理」の順にボタンをクリックする。それぞれ、データのダウンロードや登録に少しずつ時間がかかるので、下のテキストボックスを見つつ進めたい。画面5-1は「今週開催取得終了」「構造体処理を開始しました」とあるように、1つ目の処理は終了し、2つ目の処理を行っている最中のものである。

　3番目の「拡大構造体展開」をクリックすると、別のダイアログ「拡大構造体展開」が表示される（画面5-2）。ここも○囲み数字の通り、「前日固定」「計算」の順に進める。「計算」に関しては、利用しているパソコンの処理能力にも左右されるが、ボタンに記載がある通り1時間ほどを必要とする。

［画面5-1］　「HRPTV5C」のメイン画面。金曜昼以降に、左側「今週の予想」の番号順にボタンをクリックしてデータ登録を進める。

［画面5-2］　画面5-1で「拡大構造体展開」をクリックした後に表示される画面。ここも表示された番号通りに進める。「計算」には1時間ほどの時間を要する。

　○囲み数字1〜5が終了したら、最後にメイン画面中央の「予想」欄から「*** 予想・結果 ***」をクリック。少々待つと「予想・結果」画面が表示される。左側にその週のレース一覧（金曜から土曜午前までにデータを登録した場合は土曜と日曜の前売りレースのみ）が表示され、予想を閲覧したいレースを選択すると、右側に予想結果が表示される。画面上部のタブで表示する項目は切り替えられ、画面5-3は「因子」タブを表示した例で、「予想順位」がわかりやすく色分けされている。

　なお、ここまでの手順で、利用しているパソコンによってはエラー（エラー339）が発生する可能性がある。これはソフトの利用に必要なファイル（VisualBasic6.0ランタイム）がインストールされていない、などといった際に発生する。この場合は、サポートサイト（ソフト本体右上「サポートサイト」ボタンから閲覧可能）の「2-2ダウンロード」にある解説を参考にランタイムをインストールすればよい。テストした環境ではこのエラーが発生したため、「VB6ランタイム」から「インストール・テストプログラム（VB6RTEST）」をダウンロード、インストールを行った結果、「HRPTV5C」は正常に動作するようになった。

［画面5-3］　データ登録処理終了後、画面5-1で「*** 予想・結果 ***」をクリックした画面。「因子」タブでは馬名や予想順位等が表示される。