DataLab.(データラボ)第12回 JRA-VAN Data Lab. for Access
- 「『競馬ソフトを作ってみたい』という方の『壁』を取り払いたい」 幸山公俊
- 大阪府出身、35歳。15年ほど前に競馬のデータ分析などを目的としてパソコンを使いはじめ、その後この「JRA-VAN Data Lab. for Access」を開発。これをきっかけに調理師からエンジニアに転身し、現在はフリーのエンジニアとして活躍。
インタビュー記事 インタビュアー/市丸博司(2008/1)
小学生の頃には「ファミリーベーシック」でゲームのプログラムを作っていました
市丸:今回ご紹介させていただくのは「JRA-VAN Data Lab. for Access」ということで、これで扱えるファイルは…、「mbn」でしたっけ?
幸山:いえ「mdb」ですね(笑)。
市丸:あああ、すみません(笑)。ともかく、マイクロソフトのデータベースソフト「Access」でJRA-VAN DataLab.のデータを扱えるようにするソフト、ということでよろしいですか?
幸山:はい。ソフトというか、ツールですね。以前、渡邉賢さんの「KeiBa DataBase Server」が紹介されていましたが、それのAccess版のような形になります。
市丸:DataLab.とAccessを使って、競馬の予想をしたり、データを分析しようという方向け、ということですね。これを作られる前、まずパソコンで競馬を楽しみ始めたのはいつ頃になりますでしょうか?
幸山:最初はWindows95が発売されたときにパソコンを購入しまして、「これは競馬のデータ分析に使えそうだ」と思ったのがきっかけですね。
市丸:競馬自体はおいくつの頃から?
幸山:20歳のときからです。競馬好きの友達に誘われてWINSに馬券を買いに行ったのが最初で、ちょうどベガが勝った桜花賞(93年)のときですから、15年ほど前になります。
市丸:15年前…。ベガの桜花賞ってもうそんな昔になりますか。
幸山:今はエンジニアをしていますけれど、これは30歳を過ぎてからで、当時は調理師をしていましたね。
市丸:30歳過ぎでですか! それはすごいですね。ええと、ご出身は?
幸山:大阪で生まれて、大阪で育って…。
市丸:そうすると、梅田や難波などのWINSに行かれていた、ということですね。それで、パソコンは最初がWindows95ということですから、それから2〜3年して「パソコンで競馬をやれるんじゃないか」と。
幸山:ただ、小学生の頃にファミコンの「ファミリーベーシック」でゲームを作ったりしていて、元々そういうのは好きだったんですよ。将来もその手の仕事に就きたいと思って工業高校に進学しましたので、一応「たしなみ」はありました。
高校を卒業される頃には、ソフト開発の方に進もうとは思われなかったのですか?
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JRA-VAN Data Lab. for Access