セレクトセール 2015丹下日出夫のセレクトセール日記(2日目)|せり特集|競馬情報ならJRA-VAN

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セレクトセール2015特集

丹下日出夫のセレクトセール日記

7月13日(月)|7月14日(火)

セレクト二日目の当歳セールは、朝一番で一斉に全馬を下見。

長年セリ名簿を眺めていれば、1歳馬はカタログ写真を見れば、だいたいのイメージがつかめるけれど、当歳は出会って見て初めて、馬体のラインや皮膚感――ああ、こういう歩きをするのかと、イメージを修正することが多々ある。

ましてや新種牡馬の初産駒になると、走る、走らないのサンプルがまったくないぶん、やっかいだ。

しかし、本日最初の301番・オルフェーヴル×カリフォルニアネクターの15は、毛色もそうだが、少し癇癪気味の気性(笑)といい、おお。父オルフェのコピーじゃないか。これほどわかりやすいお手本を第一番に出していただければ、わかりやすいし買いやすいですね。

結果は8000万円。同産駒は、オリジナルスピンUの15、ブライトメッセージの15、リュシオルの15もいいな。半姉にアネモネS勝ちのソーマジックの名があるスーアの15は、さすがの血統馬らしく、スマートな歩きが目を引き8200万円で落札。新種牡馬オルフェの船出は、たぶん前途洋々だ。

そのオルフェと並ぶ、本年の新種牡馬の目玉の片方のロードカナロア、336番という早いゼッケン時に、ワイルドラズベリーの15が6600万円でハンマーが落ち、いかにもロードカナロアの仔らしい、488番のハイドバウンドの15は5000万円だった。

高松宮記念や香港GTの1200m戦が印象的なぶん、ついガチガチのスプリンターという像を浮かべてしまうが、産駒は総じて、案外に背中が長い。実は東京マイルの安田記念も勝ったロードカナロアは、キングカメハメハの仔だったんだよなぁ(距離もマイルまでは、たぶん普通にもつ?)。

ではノヴェリストはいかがなものか。ディープインパクト産駒やオルフェーヴル産駒たちの歩みの速度や後肢の送りを見慣れていると、なんだかゆったりと映る。

321番のサウンドオブハートの15は、並んで立つ母親に、栗毛も馬体の造りもウリ二つ。母の形状が顕著なぶん、ノヴェリストの種牡馬力が見え辛い。ノヴェリスト自体の競走時代の走法を間近に見たわけではないので、どういう歩きが正解なのか。うーん、正直微妙。変に知ったかぶりするよりは、一年経ってどうか。来年までの宿題でいいでしょう。

なんて、今日の当歳もディープインパクト産駒の競り合いは活発。下見の段階で、これはひょっとして凄い馬かも――え?それ、牝馬なの?――思わず1メートル近くまで接近してしまったウィーミスフランキーの15は、牡馬も含めた最高価格の1億8000万円まで激しい競り合いが展開。

つまるところ、ワタクシが、これほどまでに「いい馬」と思う馬は、誰が見たって普通に、桁違いにいい(笑)。

390番のベルワトリングの15(母はチリの年度代表馬)は、額にでも飾っておきたいほどの、見事なシルエットをしたピカピカの黒鹿毛。

これはあくまで個人的な好みだが、ディープ産駒にしては骨格も大きく、脚も繋ぎも長め。既存のディープ産駒の範疇を超えた、ひょっとしたら新種のディープかもしれないかなと思ったりもする。

もちろん、シルヴァースカヤの15、パールシャドウの15、ソーメニーウェイズの15、アイランドファッションの15、ウォッチハーの15など、再来年の2歳馬取材では、グラビアのトップテンに出るかもしれない好素材が目白押し。

キングカメハメハ産駒も、現1歳は種付け途中のアクシデントの影響で、頭数そのものが少なく、1歳セリに上場された馬たちは質量ともに不足気味だったが、現競馬シーンにおける種牡馬としてのポテンシャルは、ギーニョの15の1億5500万円というお値段に集約。

個人的な好みでいえば311番のラリズの15もいいな。ライフフォーセールの15、マンハッタンセレブの15、ダイワレーヌの15、スティールパスの15等々、当歳はタレントが豊富だ。

でもってハーツクライ。そのもっとも大きな成功時期は、その代表産駒であるジャスタウェイ産駒も登場する翌年かなとも思うが、エリドゥバビロンの15、ラグジャリーの15、スカイアライアンスの15、アトアニの15等、ジャスタウェイの軌跡をなぞるかもしれない予備軍が当歳陣にもスタンバイしている。

クロフネ×ディナシーの15は、そういえば母系はトゥザヴィクトリー。母はセレクトセールで、6億円馬だったなぁ。    

というワケで、本年最後。大団円は541番のハービンジャー×ケアレスウィスパーの15ですか。

シンガリを勤める、この血統と展開は、いつか見たような――そうか、3年前のセレクトで全兄トーセンバジルが、同じように、似たように、シンガリをつとめたっけなぁ…。

ライタープロフィール

丹下日出夫(競馬評論家)

「ホースニュース馬」を経て現在は毎日新聞本紙予想。POG大魔王の通称も定着している。

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