セレクトセール 2013丹下日出夫のセレクトセール日記(2日目)|せり特集|競馬情報ならJRA-VAN

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丹下日出夫のセレクトセール日記

7月8日(月)|7月9日(火)

 サラブレッドは、競馬は、まずは血統ありき。この父親なら、あの母親なら、たぶんあんな格好をしていて、気性はこうだろう。

一頭の繁殖牝馬を起点として、初仔に2番仔、次いで3番仔…もちろん、配合相手の種牡馬によって、姿形は異なるけれど、その子供たちを見つめ追い続ける、単純にしてシンプルに、その繰り返しの作業だったりする。

ただ、初めて目にする、海外から持ち込まれたような繁殖牝馬は、血統表を開けば、どういう戦績かは理解できるし、ある程度イメージもわくものの、何かしらバグみたいなものも発生する。

「なるほど、この血統は、これが正解なのか」と、納得できるまでには、2番仔、3番仔と追い続けないと、血統の在り処はつかめないものだ。

というワケで、本日の最高値をつけたディープインパクト×アゼリ。Distorted Humorの日本での1番仔も、ゼンノロブロイ産駒の2番仔も、母に似た栗毛。身体もココロも、どこか繊細すぎた気がしていたが、父にディープを得て、毛色は黒っぽい青鹿毛にチェンジ。兄姉同様、やっぱり大きくはなりきれないかもしれないが、歩き方は闊達な父ディープのソレ。

ああ、これがアゼリという繁殖牝馬の、理想形なのかもしれない。

なんてまあ、ワタクシにもいい馬とわかるくらいだから、2億4000万の最高値も当然(笑)。同じような意味で、ディープインパクトの仔なら、バランセラの13、アーマインの13、リュシオルの13と、2〜3番仔あたりのディープ産駒は、送り出す方もバイヤーも、意思を前面に出し、セリに臨んでいたような気がする。

キングカメハメハ×ソニックグルーヴ。ゼンノロブロイ×スモークンフローリック。エンパイアメーカー×ピンクパピヨンなども、2〜4番仔と世代を重ねることによって、種牡馬としての父の能力の在り処と、繁殖牝馬のもつ、血統のチカラ――目指すべき理想形に近い仔たちが、ドンドコ登場している。

まあ、兄姉をキチンと見ていれば、自然と弟妹の出来・不出来もわかってくるが、これが初仔、もしくは日本で初めての仔――なんていう、新しい血統は、これはもう売る方も買う方も冒険(笑)。

特にセレクトセールの当歳セリは、生産者もバイヤーも、リスクもあるが、逆にメリットも大きいのかもしれない。

そうした対象は、まずはディープ産駒。マルペンサの13(2億3000万・母はアルゼンチンG1・2勝)リリーオブザヴァレーの13(母は仏G1・オペラ賞他、仏7勝)に臨んだ、ファイターの勇気に敬意を表したい。

キンカメ産駒は、相変わらず堅調。ステイゴールドの仔は、1歳よりは当歳の方が、ジワリと馬の質も値段もアップしている。

なんて、チャレンジといえば、新種牡馬。

本日のセールは、ヴィクトワールピサが好調。メイキアシーの13は、1億1000万円。 エリモエクセルの13、ラグジャリーの13は、母体のチカラそのものも信用度が高いが、父に似て骨量豊富で、お値段通り、いい馬だったなぁ…。

ダノンシャンティも、予想以上に評価は高かったが、ただしワークフォースは、母や兄姉の名前を見て、恐る恐るといった感じで、値段にバラつきあり。一年経った、来年の仔供たちで、もう一度いろんなものを確かめてみたい。

最後に、ワタクシのお気に入りは、アゼリの13、マルペンサの13(1、2番人気だけに当然か)。ダノンシャンティ×ストームティグレス。ワークフォース×チューニーで、どうよ。

ライタープロフィール

丹下日出夫(競馬評論家)

「ホースニュース馬」を経て現在は毎日新聞本紙予想。POG大魔王の通称も定着している。

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