セレクトセール 2012丹下日出夫のセレクトセール日記(1日目)|せり特集|競馬情報ならJRA-VAN

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丹下日出夫のセレクトセール日記

7月9日(月)|7月10日(火)

ディープインパクト初年度産駒が競馬の世界でデビューを迎えようとする、その前日。

「ディープインパクトは、単なるサンデーサイレンスの後継種牡馬という範疇にとどまらず、"ディープインパクト系"として、新たな血統の起点となる使命を帯びている」と、競馬専門紙・日刊競馬の柏木集保さんが語っていた。

その使命を帯びるディープ産駒は、たぶん、ディープの「コピー」であってはならない。既存のディープ産駒とは一線を画す、「みたこともない、身体のラインをしたディープインパクト産駒」なのかもしれないと、このセレクト日記でも述べてきた。

本年の1歳セレクトセールの最高落札馬は、2億5000万(税抜き)の、ディープインパクト×アドマイヤキラメキ。母は4勝、半姉には、現3歳のラシンティランテ。祖母はエヴリウィスパー、ごく近親にはトーセンジョーダンの名前も連なる、まさに今をときめく、活力のある母系だが、この値段となる根拠は、ゆうゆうとして、長く太い首。ゆったりとした背中、足長の大ぶりな造り。コンパクトなマイラー志向の強い、これまで目にしてきた既存のディープ産駒と、どこか風情が違う。ディープインパクト系の、新たなパイオニアたる資質が満ち満ちているように思う。

なんて、1億円を超えた5頭のうち、4頭がディープ産駒。圧倒的な柔らかさをもつ、グレイトサンライズの2011の半姉は、レッドディザイア。ダイヤモンドディーバの2011は、心身共に健やかで、米国GT・2着という、新味ある母の実績を買われ、1億4000万円で落札。スーアの2011の半姉は、アネモネS勝ちのソーマジックだ。

そのディープの堅固な牙城に、一石を投じたのは、マンデラの2011(父ネオユニヴァース・牝)。

半兄は皐月賞2着の、現3歳のワールドエース。近直の兄の活躍も、もちろん高額落札の一つの理由であるのは間違いないが、父が代わっても、超A級の馬体のラインは、まったく崩れず。

マンデラの2011は、現生産界における、「良血」と呼ばれる繁殖牝馬たちの質の高さや安定感を具現する存在といえるのかもしれない。

世界に誇る良血といえば、アゼリですか(父ゼンノロブロイ・牡)。母は米国17勝(うち、GTは11勝)。並み居る牡馬をおしのけ、米国年度代表馬に輝いた、世界でも10本の指に入ろうかという、超のつく名牝。

やや遅めの5月生まれ、日本ではまだ結果を残していないこともあって、落札額は8000万にとどまったが、ひとつ上の姉に(父Distorted Humor)、骨格や毛色は酷似。アゼリの仔は、この馬体がスタンダードかもしれないなぁ(のちのためにも、このシルエットを覚えておこう)。

キングカメハメハ×ミルフィオリは、これまで見てきたカメハメハ産駒の中でも、格別なトモの丸みと厚みをもつ。

ゴールドアリュール×チャールストンハーバーの半兄は、NHKマイルC優勝馬カレンブラックヒル。この血統馬たちに共通な特徴は、立ちと歩き――その一つ一つに無駄がない。

昨年の1歳セレクトセールで3億円超えを果たした、エアグルーヴの時にも記したが、多くの人の視線の前に立つことによって、稽古や調教だけでは得られない、何かを手にするような気がする。セレクトというか。セリの役割は、この点にも意義がひとつあるような気がするが、さて…。

ライタープロフィール

丹下日出夫(競馬評論家)

「ホースニュース馬」を経て現在は毎日新聞本紙予想。POG大魔王の通称も定着している。

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