セレクトセール 2011丹下日出夫のセレクトセール日記(2日目)|せり特集|競馬情報ならJRA-VAN

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丹下日出夫のセレクトセール日記

7月11日(月)|7月12日(火)

 セレクトセールの軌跡は、サンデーサイレンスと、その子どもたちの軌跡とも言える。

 そのSSの配合にと、次々と海外から目新しい繁殖牝馬が導入され、そのシンクロによって、一年一年異なる、セリの風景を産み出してきたが、SSが舞台から去り、かわってSSの直子である、スペシャルウィークにアグネスタキオン、ネオユニヴァース、ゼンノロブロイが壇上に上がり、そしてディープインパクトをして、父SS時代の活気を呼び戻しつつある。

 しかし、当歳に寄りそう母親の名前を目にする時、種牡馬の変遷の裏側には、常に繁殖牝馬の歴史が存在することを、ふと気付かされたりするが、ウインドインハーヘアも、セレクトの軌跡を具現する一頭なんだなぁ。

 父SSの時代は、ブラックタイドに始まって、ディープインパクトにオンファイア。アグネスタキオン、ダイワメジャーに父がかわり、本年のウインドインハーヘアの配合相手はネオユニヴァースですか。

 首差しやトモのラインは、ネオユニヴァースの特徴が出ているけれど、薄い皮膚に、スラリとした四肢と、繋ぎの柔らかさは、なるほどウインドインハーヘア。2億5千万円で落札された馬に対し、走るとか走らないとかの論評は無意味のように思うが(笑)人を吸い寄せずにはいられない、磁力をもつ血統って、やっぱあるもんですね。

 まあ、誰が見てもいい馬というのは、勝手に人々の欲望を喚起するもんですが、ディープインパクト×マジックストームは、あれよあれよの1億3千万円。日本では、まだ確たる結果を残していない血統だが、個人的には本日のディープインパクト産駒の中では、抜けた存在のように思えたが、気のせいか。

 同じくディープ×ミュージカルウェイも、本年の当歳が日本での2番仔。背中も四肢も長い、漆黒のシルエットに吸い寄せられてしまったが、人間は、どこかで常に、新しい何かを求めている性質があるんですかね?

 ま、初日の1歳のメンバーは、買い手側に安心感を与える、「誰それの弟・妹」というラインナップのようにも思うが、二日目の当歳は、未知の魅力をたぶん秘めているだろう、日本での産駒が実質1〜3クロップ目という、新味のある繁殖牝馬が多く(特にディープ仕様に)、購買者も、売り手側のその意図を汲み、初日以上の活性化をみた。

 前述したディープ産駒の他に、データの2011、アドアードの2011。レンドフェリーチェの2011やパーソナルレジェンドの2011等々、お馴染の血統馬も、5千万円以上の高値で次々と落札されている。

 キングカメハメハ×ジェダイドは、本日一番のグッドルッキングホース。もちろん、骨格やシルエットは言うに及ばず。当歳〜1歳にかけては、「緩い」仔の多いキンカメ産駒にしては、後肢のバネも出色だった。

 カチバの2011の半姉は、中山1200mダートの2歳レコードホルダーである、アイアムルビー。父がダイワメジャーにかわり、芝や距離延長を期待されての1億円か。

 ディアウインクの2011の半兄は、凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタ。父は、本年がファーストクロップとなるディープスカイ。ディープスカイ産駒は、その父のシルエットを忠実に受け継いでいる仔が多かった。

 コンデュイットの仔は、なかなかに頑強で、腹袋も発達して肉厚な馬が多かったが、さて来年のセレクト。1歳となって、どんな馬に変わっているのか。

 新種牡馬たちの成長の在り処を確かめに、たぶん来年もまた、のこのこセリ会場に足を運ぶんでしょうが、セレクトって、永遠に続くメビウスの輪みたいだなぁ…。

ライタープロフィール

丹下日出夫(競馬評論家)

「ホースニュース馬」を経て現在は毎日新聞本紙予想。POG大魔王の通称も定着している。

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