JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

ツルマルボーイ ようやく「届いた」GI[2004年]

個性豊かなメンバー

 2004年・第54回安田記念には個性的な面々が揃っていた。

 ムーラン・ド・ロンシャン賞など海外G1で好走してきたローエングリン、京王杯スプリングCをレコードで制したウインラディウス、最強牝馬ファインモーション、東京得意のテレグノシス、悲願のタイトルを狙うバランスオブゲーム、3歳馬メイショウボーラー、ダートGI馬ユートピア、海外からは米G1馬のアイランドファッションと香港G1馬セルフフリットが参戦……。経歴も実績も年齢も性別もさまざま、スピードにまかせて逃げる馬も、堅実な先行タイプも、力強い差し馬も、マクって出る強気な馬もいる。どの馬に◎を打つべきか悩むメンバー構成といえただろう。

 結局、このレースを勝ったのはツルマルボーイ。やはり、他の馬にはない個性を持った存在だった。

「届かない」レースが続き…

ツルマルボーイ写真

 条件戦をコツコツと戦っていたツルマルボーイが、突然の飛躍を果たしたのは4歳春のことだ。準オープンの身ながら、中京記念を5馬身差で圧勝、重賞初制覇を果たしてみせたのである。さらに金鯱賞ではエアシャカールを差し切り、宝塚記念でもクビ差2着と大健闘。すっかり本格化したツルマルボーイは、以後、古馬中長距離路線における主力の1頭として定着していった。

 持ち味は、直線一気の豪脚。だがそれは、極めて不確実な武器だった。届くか、届かないか、一か八かの賭け。とりわけ5歳シーズンは惜敗続きで、天皇賞(春)は4着、金鯱賞、宝塚記念、天皇賞(秋)と3連続2着、有馬記念では4着と、“届かない”レースばかりを繰り返していたのである。

期待に応えて豪脚一閃

 なんとかGIに“届け”と、直線の長い東京競馬場、この安田記念へと出走した6歳のツルマルボーイ。マイル戦は3歳時以来のことだったが、見事、期待に応えて豪脚を披露することになる。

 直線、それまで後方に控えていたツルマルボーイが、バラけ始めた先行〜中団グループの間から抜け出してくる。目の前には、好位から粘るローエングリン、ユートピア、バランスオブゲーム。この3頭を交わし去ると、大外急追のテレグノシスをクビ差2着に従えてゴールへ。

 雨を貫き、稍重の馬場を蹴立ててのGI初制覇。ツルマルボーイがようやくビッグタイトルに“届いた”瞬間であった。

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN