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タイキシャトル

タイキシャトルレース写真 1番人気が8連敗中の安田記念。最後に勝った例は1998年・第48回までさかのぼらなければならない。
このときも荒れる要素はあった。東京競馬場は雨にけむり、馬場は不良。マイラーたちのスピードをそっくり削いでしまうような悪コンディションだ。だが圧倒的1番人気に支持されたタイキシャトルは悠々と先頭でゴールを駆け抜けてみせた。

 脚の怪我やゲート難などがあって調整が遅れ、3歳春にしてようやくデビューを迎えたタイキシャトル。が、その遅れを取り戻すように快進撃を続けていく。未勝利戦の4馬身差圧勝を皮切りに、500万下、菖蒲Sと3連勝。菩提樹Sでのクビ差2着を挟んで、ユニコーンSでは重賞初制覇。ダート&短距離で着実に勝ち星を重ねていったのだ。
さらに、スワンSでは初対戦となった古馬勢を一蹴、マイルCSとスプリンターズSの連覇も果たす。そのレースぶりは常に、先行して抜け出すという危なげのないもの。ほぼパーフェクトな戦績を積み上げて、早々と短距離界の頂点に立ったのである。

 明けて4歳となったこの年も京王杯スプリングCから始動すると、これを1馬身半差で快勝。断然の本命馬、単勝オッズ1.3倍の人気を背負って安田記念に臨むことになる。

 先行争いは激化したものの、さすがに不良馬場とあって1000m通過のラップは60秒1と例年に比べて時計がかかる展開。直線でも各馬はぬかるむ芝に苦労しながらゴールを目指す。特に後方に待機していた馬は完全に末脚を封じられてあえいでいた。
ただ1頭、タイキシャトルのスピードだけは他を圧倒していた。加えてデビュー当時はダート戦で好成績を残していたように、パワーも一級品だ。馬場の真ん中を通って抜け出すと、2番手から懸命に粘るオリエンタルエクスプレスを楽に交わし、さらに2馬身半突き放しての1着。やはり危なげのない走りで3つ目のGIタイトルを手にする。勝ちタイム1分37秒5は安田記念がGIとなって以降2番目に遅いタイムだったが、勝ちっぷりとしてはもっとも鮮やかなものだった。

 この後タイキシャトルはフランスへと遠征、ジャック・ル・マロワ賞で海外G1を制し、秋にはマイルCSの2年連続制覇連覇も成し遂げる。その戦績はもちろん、常に示し続けた安定感ある走りによって、近年最強のマイラーとして記憶される1頭である。

 

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