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タイキブリザード 6歳でようやく手にした勲章[1997年]

抜群の安定感。しかし勝ち味に遅く

 3歳(現表記)2月、ダート1400mのデビュー戦では後の重賞ウィナー・カネツクロスを4馬身ちぎり捨て、続く500万下・ダート1800m戦でもサクラローレルをねじ伏せたタイキブリザード。3戦目からは芝に転向するのだが、そこから5歳春の安田記念まで、一度も掲示板を外すことはなかった。

 それは類稀な安定感を示すと同時に、勝ち味の遅さをも表していた。この間の勝ち鞍は、4歳春、新潟のオープン特別・谷川岳Sと、5歳3月、産経大阪杯の2つのみ。それ以外のレースでは悔し涙を流し続けたのだ。

5歳まで重賞制覇は大阪杯のみ

タイキブリザード写真

 3歳時は、毎日杯2着、ラジオたんぱ賞2着、函館記念2着などという結果。ヤシマソブリンやワコーチカコらがタイキブリザードの前に立ちはだかった。

 4歳時は、安田記念3着、宝塚記念2着、ジャパンC4着、有馬記念2着。GIで好勝負できるだけの力を身につけたが、ハートレイク、ダンツシアトル、ランド、マヤノトップガンらの走りを引き立てる役目に甘んじた。

 5歳時は大阪杯1着の後、京王杯スプリングCが2着、安田記念はヒシアケボノを振り切って勝利を手にしたかと思った瞬間、大外強襲のトロットサンダーに屈して2着。またも栄冠には届かなかった。

 そして、勇躍挑んだ海外遠征、米ブリーダーズCでは生涯初となる惨敗、13着。失意を重ねながらタイキブリザードは、1997年の6歳シーズンを迎えたのである。

「馬が変わった」力強いGI初勝利

 幾多の惜敗に加え、過酷な海外挑戦も経験したことで、タイキブリザードの中で何かが大きく変わったのかも知れない。帰国初戦となる京王杯スプリングCに出走したタイキブリザードの馬体重は過去最高の546kg。ひとまわり逞しさを増した走りでレコードタイムの快勝を収めると、いよいよ悲願達成の舞台・第47回安田記念へと臨むことになる。

 相手は、前年のNHKマイルC勝ち馬タイキフォーチュン、3歳馬スピードワールド、海外から参戦のアマジックマン、2つのGIタイトルを持つジェニュインなど。これらを相手にタイキブリザードは、余裕たっぷりに中団追走。鞍上・岡部幸雄騎手が追っつけながら直線に向かうと、先に抜け出したジェニュインを猛然と追う。

 まさに“馬が変わった”のだろう。得意としてきた先行策とは異なる、力強い差し戦法。最後はクビ差の1着ゴールで、タイキブリザードは念願のGI勝利を手にしたのだった。

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