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ハートレイク ゴドルフィンが送り込んだ刺客[1995年]

ホームなら日本馬優勢ムード

 1993年に国際競走となった安田記念。早速その年にキットウッドとロータスプールが来日したものの、ヤマニンゼファーがこれらを一蹴する。翌1994年にはスキーパラダイスや、ザイーテンら外国勢が前哨戦・京王杯スプリングCで上位を独占したが、本番ではノースフライトが快勝、日本馬の意地を見せつけた。

 ホームでの戦いなら、わが国のマイラーたちは世界と互角以上にやれるじゃないか。そうファンが感じ始めた矢先の3年目、外国馬として初めて日本馬の牙城を突き崩したのがハートレイクだった。

格下? いや、計算された前哨戦

ハートレイク写真

 ハートレイクは、父が全米芝王者のシアトリカルや名マイラー・ソヴィエトスターなどを送り出したヌレイエフ、母はG1馬という血統。UAE・モハメド殿下の所有馬であり、世界に名を轟かす“ゴドルフィン”からの刺客として日本に送り込まれた馬だった。

 ただし、実績的にはアイルランドG3の勝ち鞍がある程度で、仏G1馬キットウッドやマイルG1で好走を続けていたスキーパラダイスらに比べれば、格下ともいえた。事実、ステップとして出走した京王杯スプリングCでは5着に敗れ去る。

 だがこれは、世界各地への遠征経験が豊富なゴドルフィン陣営にとって計算のうえだったようだ。ひと叩きされ、慣れない土地にも馴染み始めたハートレイクは、みるみる良化、鞍上・武豊騎手が「前走とはデキが違う」と感じるほどの仕上がりで、第 45回安田記念のゲートに収まったのである。

極東で得た初のビッグタイトル

 ハートレイクをはじめとする4頭の外国馬を迎え撃ったのは、サクラチトセオー、ネーハイシーザー、ホクトベガ、トーヨーリファールといった面々。レースはビコーアルファーの先導で進み、直線での追い比べへと持ち込まれることになった。

 好位から粘るタイキブリザード、中団から差すネーハイシーザー、後方からはサクラチトセオー、ビコーペガサス、ホクトベガらが伸びる。激しい叩き合いの中で、いっそう輝くレースぶりを見せたのがハートレイクだ。

 中団馬群、引っ張り切れないほどの手ごたえで力をためにためたハートレイクが、先行馬群の間隙を割るようにして抜け出す。そこへ急襲してきたのがサクラチトセオー。最後は写真判定にもつれ込む大接戦となったが、わずかにハナ差だけハートレイクが先着、はるか東の国で、生涯初のビッグタイトルをつかみ取ったのである。

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