G1特集 第67回 安田記念G1特集 第67回 安田記念

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イスラボニータ 絶好調の鞍上を迎え久々のG1制覇へ

イスラボニータ
前走久々の重賞勝ちを飾ったイスラボニータ

前走マイラーズCは前半800m通過が47秒4のスローペースの展開。大外枠の発走だったが、少頭数だったこともあり、うまく内に潜り込み、最後の直線での叩き合いから抜けてきた。ただ、これが約2年7か月ぶりの勝利。安定感はあるものの、勝ち味に遅いという印象は変わらない。強力なライバルは不在ながら、勝ち切るためにはスタートをしっかりと決めて、完璧に立ち回る必要があるだろう。目下、3週連続でG1を勝っているルメール騎手が騎乗するのは心強い。絶好調の鞍上を迎え、14年皐月賞以来となるG1制覇を狙う。

エアスピネル ペースが速くなれば巻き返し

エアスピネル
京都金杯を制したエアスピネル

年明けの京都金杯をハナ差ながら強い内容で勝利。クラシックディスタンスからマイルに距離を移したことは、プラスになっているはずだ。ここ2走は1番人気で敗れているが、東京新聞杯は超スローペースの展開に泣いて3着。前走マイラーズCも遅いペースで2着。ともに上がり3ハロンで32秒台の脚を使いながらも惜敗した。本来、古馬のマイルG1ともなれば厳しい流れになりやすいのだが、今年の安田記念は果たしてどうなるか。メンバーを見ると、速いペースで引っ張りそうな馬が不在。巻き返せるかどうかは、ペース次第となりそうだ。

ステファノス 天皇賞(秋)好走の実績が強力

ステファノス
地力上位でG1初制覇を目指すステファノス

今年初戦の金鯱賞が6着だったせいか、前走大阪杯は7番人気の評価。しかし、いつもより積極的に先団につけ、キタサンブラックをマークする形で末脚を伸ばして2着に入った。内容は意外だったが、結果は自然と言えるもので、天皇賞(秋)で2着、3着の実績がある。芝2000mでの力は現役トップクラスだ。今回はマイル戦になるが、14年に富士Sを優勝。天皇賞(秋)で勝ち負けになる地力があれば、安田記念でもというのが定説。本馬もできればペースが速くなってほしいが、ディープインパクト産駒なのでスローペースでの切れ味勝負にも対応できそうだ。

グレーターロンドン 5連勝中の新星

キャリア7戦で6勝。目下、5連勝中という新星の5歳牡馬。前走東風Sはかなりのスローペースとなったが、後方追走から最後の直線は大外に持ち出されて末脚一閃。勝ちタイムは平凡だったが、力の違いを印象つける勝ちっぷりだった。蹄部分に持病があり、予定していたダービー卿CTを回避した点は誤算だが、未知の魅力は大きい。まだ本気で走っていない可能性があり、血統的な裏付けも十分。母ロンドンブリッジは桜花賞2着馬で、半姉にはダイワエルシエーロ(オークス)がいる。

レッドファルクス G1馬の地力を見せ京王杯SCを勝利

前走京王杯SCは馬場がかなり悪い中、ペースが落ち着き馬群はほぼ一団。本馬は中団につけ、最後の直線は横一線の競り合いから、馬場の真ん中を力強く抜けてきた。斤量58キロを背負いながら立派な内容であり、さすがG1馬という底力を見せた。2走前の高松宮記念も休み明けながらまずまずの内容であり、国内では安定した走りが続いている。東京を中心にした左回りが得意で、本来は短距離がベスト。今回は距離が課題になる。ただ、スプリンターズSを勝ったときもそうだが、意外性があり、まだ底知れない感じもある。勝機も十分あるとみたい。