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第61回 安田記念特集 2011年6月5日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝1600m

ノーザンダンサー系の外国産馬2頭に注目!

1)どこからでも買えるレース

 過去10年の連対馬データからは、飛び抜けて優秀な系統は存在しないように見える。

父馬の系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系
4回 3回 4回
5.6%
9.9%
15.5%
ノーザンダンサー系
3回 5回 2回
5.5%
14.5%
18.2%
ナスルーラ系
2回 1回 0回
9.1%
13.6%
13.6%
ミスタープロスペクター系
1回 1回 4回
3.4%
6.9%
20.7%
その他の系統
0回 0回 0回
0.0%
0.0%
0.0%

母父の系統  1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
3回 6回 4回
3.8%
11.5%
16.7%
ナスルーラ系
3回 0回 1回
11.5%
11.5%
15.4%
ミスタープロスペクター系
1回 2回 0回
5.3%
15.8%
15.8%
ヘイルトゥリーズン系
1回 0回 3回
6.3%
6.3%
25.0%
その他の系統
2回 2回 2回
4.9%
9.8%
14.6%

 父の系統別成績ではナスルーラ系の勝率がやや高いものの、テレグノシスは人気を何度も裏切っていて絶対ではない。逆に勝率の低いミスタープロスペクター系も複勝率は上々だ。

 母父では1〜3着回数が圧倒的に多いノーザンダンサー系だが、率としては平凡。ナスルーラ系の勝率の高さもウオッカという傑出した馬によるものだと考えれば、実質的なアドバンテージはないといえる。

 血統的には「どの系統からでも買えるし、手広く構えるべき」というレースだろう。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ノーザンダンサーの血を重視したい

 「どこからでも買える」「率としては平凡」とはいえ、やはり重視したいのはノーザンダンサーの血だ。連対馬20頭のうち、父ノーザンダンサー系が最多の8頭、母父ノーザンダンサー系も最多の9頭。とりわけ2着馬は必ず父か母父がノーザンダンサー系で、連軸としては外せない条件となっている。

 あまりなじみのない種牡馬の子が香港やドバイからやって来ることも多い安田記念だが、過去に連対を果たした外国馬を見ると、フェアリーキングプローン(父Danehill)、ディクタット(母の父Sadler's Wells)、ブリッシュラック(父Royal Academy)、アルマダ(父Towkay、その父Last Tycoon)と、日本でも実績のあるノーザンダンサー系種牡馬の血がちゃんと入っていることがわかる。

 また単勝オッズ20倍以上の伏兵で3着以内に来たのは過去10年で7頭。このうちブラックホーク(父Nureyev)、ブレイクタイム(父デインヒル)、アサクサデンエン(父Singspiel)、ジョイフルウィナー(母父Last Tycoon)、ジョリーダンス(母父Peterhof)の5頭は、父または母父がノーザンダンサー系だ。

 残る2頭、エイシンドーバーの父Victory Gallop、ファリダットの父Kingmambo、ともにミスタープロスペクター系×ノーザンダンサー系という配合で、ファリダットにはノーザンダンサーのインブリードがある。

 穴馬にも確実にノーザンダンサーの血は潜んでいるのである。

3)スピード競馬に対応できる素養が必要

 優勝馬の父・母父について、1200〜1800m重賞における現役成績をまとめたのが下の表。ほとんどの馬が、父・母父ともに格の高い短距離重賞を勝っていることがわかる。また、節目となる重賞でレコード勝ちを果たした種牡馬も多い。

 スピード競馬に対応できる素養が必要といえそうだ。


【優勝馬の父・母父 1200〜1800m重賞での実績】

馬名 父・母父の実績
2001
ブラックホーク
父Nureyevは英2000ギニー1着失格/母父Silver HawkはクレイヴァンS勝ち馬
2002
アドマイヤコジーン
父CozzeneはBCマイル勝ち馬/母父ノーザンテーストはフォレ賞勝ち馬
2003
アグネスデジタル
母父Chief's CrownはBCジュヴェナイル勝ち馬
2004
ツルマルボーイ
母父サッカーボーイはマイルCS勝ち馬
2005
アサクサデンエン
母父Machiavellianはサラマンドル賞勝ち馬
2006
ブリッシュラック
父Royal AcademyはBCマイル勝ち馬/母父AlyshebaはフィリップHアイズリンH勝ち馬
2007
ダイワメジャー
父サンデーサイレンスはサンタアニタダービー勝ち馬/母父ノーザンテーストはフォレ賞勝ち馬
2008
ウオッカ
父タニノギムレットはNHKマイルC3着/母父ルションはムーラン・ド・ロンシャン賞勝ち馬
2009
ウオッカ
2010
ショウワモダン
父エアジハードは安田記念とマイルCS制覇

4)配合に注目

 種牡馬(父馬と母父)を、外国籍、輸入種牡馬、内国産に分けて考えると、過去10年の連対馬のべ20頭の父×母父は次のような配合となっている(海外でも日本でも供用された種牡馬の場合、JRA−VANデータで血統を見た際、アルファベット表記なら外国籍、カタカナ表記なら輸入種牡馬と考える)。

配合 成績
外国籍×外国籍 4勝・2着3回
外国籍×輸入 1勝
輸入×輸入 1勝・2着6回
内国産×外国籍 0勝・2着1回
内国産×輸入 2勝
内国産×内国産 2勝

 外国籍種牡馬と内国産が勝利を争い、輸入種牡馬どうしの配合では2着が多い、という傾向だ。

結論

 馬券的には“アタマではなく連軸”という観点で◎を選び、そこから手広く流すべきレースだろう。

 狙いたいのは「外国籍×外国籍または輸入×輸入という配合」で「父か母父がノーザンダンサー系」、「父か母父が格の高い短距離重賞を勝っている」という条件を満たす馬だ。

 ライブコンサートは父がアサクサデンエンと同じノーザンダンサー系のSingspiel、母父はマイルG1を3つ勝ったKingmambo。またエーシンフォワードは父Forest Wildcatがノーザンダンサー系でダート6ハロンの重賞勝ち馬、母父Cure the Bluesはダート1700mのG1勝ち馬。この2頭の外国産馬、どちらも人気を落としているはずで、ならば面白い“穴の連軸”となりそうだ。

 ただアタマとしては、アパパネかリディルを推すべきか。アパパネは父がNHKマイルC勝ち馬キングカメハメハ、母父がノーザンダンサー系でダート1300mのG1勝ち馬Salt Lake。リディルは内国産×輸入の配合で母父が英2000ギニー勝ち馬・ノーザンダンサー系のダンシングブレーヴだ。

 香港勢も、ビューティーフラッシュは父が英2000ギニー馬Golan、母父はVolksraad(ノーザンダンサー系)、サムザップは父が高松宮記念勝ち馬Shinko King(シンコウキング/ノーザンダンサー系)で無視できない。

【ライブコンサートの血統表】

ライブコンサートの血統表

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