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春のアジア最強マイラー決定戦! 東京芝1600m〔Cコース〕

コース図[東京芝1600m]不良馬場でもイン有利に拍車

 3回東京開催6日目に施行。先週の日本ダービーに引き続き、今週もCコース(内ラチ沿いから6mに仮柵)が使用される。本競走におけるCコースの使用は07年からで3年連続となるが、今年は前週から同コースが使用されている。今年の春開催の東京コースはA→B→Cと、あまり間隔を開けずに仮柵を外側にずらしているため、一貫してインコースが非常に有利だ。

 先週の日曜日、日本ダービー当日は昼過ぎから集中豪雨に見舞われ、一気に不良馬場へと馬場が悪化。同レースの勝ち時計が2分33秒7と、異常なほど時計を要しており、なおかつ「インコース有利」の傾向にさらに拍車がかかった印象。最終レースの目黒記念もインコースから先行したミヤビランベリが独走を決めており、外からの差し・追い込みは全く決まらなかった。時期的に常に雨は警戒する必要があるし、仮に良馬場で行われてもCコースは2週目で、急に外からの差しが決まるとは考えにくい。

レース写真(東京芝1600m)淀みない流れでの決め手比べ

 芝のマイル戦のスタート地点は、向正面直線の2コーナー出口。ホームストレッチ、バックストレッチともに500m弱ある長い2本の直線を2つのコーナーで結んだシンプルかつ壮大なコースとなっている。3コーナーまで距離が十分にあるため、枠順にかかわらずテンからガツガツ行く必要はないが、下り坂のスタートなので自然とペースは上がる。

 コース改修後の安田記念の前半3ハロンの最速は04年の33秒7、最も遅い06年は34秒8。メンバーによって1秒近くの差が出るが、中盤の2ハロンで緩むことがないため、全体的に淀みない流れになる。ヴィクトリアマイルのようなスローペースにはならない。全体的な走破時計は1分32秒台前半から中盤で安定。雨の稍重で行われた04年でも1分32秒6という時計が出ており、ラスト3ハロンの時計も04年以外はすべて34秒台。この流れを後方から差そうとするならば、33秒台の脚が要求されるのは言うまでもない。

 同じオープンクラスの、東京芝1600mのレースでも、G3やOP特別とは一線を画する厳しさがあるのは当然。牝馬限定戦のヴィクトリアマイルの流れとも違う。元々、芝のマイル戦としては、日本一タフなコースで、中距離もこなせる馬が強い。改装後の03年以降の本競走における脚質別成績は、逃げ馬が【0.1.0.5】、先行馬が【2.2.2.14】、差し馬が【3.1.4.49】、追い込み馬が【1.2.0.21】。ある程度前半からレースの流れに乗れるスピードと、長い直線での追い比べを制することができる決め手が必要。全般的には終いがしっかりしている差し馬が有利で、勝ち馬が出やすい。

ぜひとも内枠を引きたい

 先行馬を狙うならば馬体重が500キロを超えるパワフルな大型馬が面白い。07年の優勝馬ダイワメジャーは530キロ台の馬。同年2着のコンゴウリキシオーも500キロ近い馬体重。昨年2着に好走した香港のアルマダも512キロの大型馬だった。その他にサイレントウィットネス、ブレイクタイムなど、スプリンタータイプやダートを経てのローテーションで穴を開けるケースもある。03年以降の枠順別成績は2枠が最多の2勝。あとは1、3、4、7枠がそれぞれ1勝ずつ。あまり大きな偏りはないが、連対率は2、3枠の16.7%がトップ。前述の馬場傾向もあり、ぜひとも内枠を引きたいところ。差し・追い込み馬が外枠を引かされると厳しいレースになるだろう。

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