G1特集 第10回 ヴィクトリアマイルG1特集 第10回 ヴィクトリアマイル

歴代優勝馬ピックアップ

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思い出の舞台で鮮やかな復活劇
2014年 ヴィルシーナ

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スタートから積極策に出たヴィルシーナ。ゴール前で迫るメイショウマンボ、ストレイトガールの追撃を凌ぎ、ヴィクトリアマイル史上初の連覇を達成した。

晴れてG1タイトルを奪取

3歳シーズンのヴィルシーナは、桜花賞2着、オークス2着、秋華賞でも2着と、常にジェンティルドンナの後塵を拝し続けた。歴史的名牝と同じ年に生まれた不運を、ただ嘆くばかりの1年だった。

宿敵不在のエリザベス女王杯では断然人気に推されたものの、伏兵レインボーダリアの豪脚に差されてまたしても2着。すっかり勝ち運から見放されてしまっていた。

それでも“牝馬四冠すべて2着”は、ヴィルシーナが並の馬ではないからこその結果。その証拠に2013年・第8回ヴィクトリアマイルでは前年の勝ち馬ホエールキャプチャを追い比べの末にねじ伏せて、晴れてG1タイトルを手に入れたのだ。

積極策で見事に蘇った闘志

大きな壁を突破して、さあここから女王への道を歩むかに思われたヴィルシーナだったが、思いがけない長期スランプに陥る。安田記念から翌5歳シーズンの阪神牝馬Sまで6戦連続で掲示板を外し続ける。悲願のG1を勝ち獲った代償に、ヴィルシーナは多くのものを失ってしまったようだった。

ところが、14年・第9回ヴィクトリアマイル。思い出の舞台でヴィルシーナは鮮やかに復活する。思い切ってハナを奪うと、直線ではいち早くスパート。最後は2着以下を半馬身振り切るゴールで、レース史上初となる連覇を成し遂げる。メイショウマンボやホエールキャプチャ、ストレイトガールらの追撃に対し、勝ちたいという渇望を取り戻したヴィルシーナの懸命に粘る姿が印象に残るレースだった。