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ブエナビスタ 女王が女王である理由[2010年]

世界的強豪牝馬の帰国第一戦

 第5回を迎える2010年のヴィクトリアマイルで中心視されたのは、ブエナビスタだ。

 2008年に2歳女王の座を獲得したブエナビスタは、翌2009年には桜花賞とオークスの二冠を制覇。その後、札幌記念ではクビ差の2着、三冠を狙った秋華賞では3着降着、エリザベス女王杯でも追込み届かずの3着、有馬記念はドリームジャーニーの2着と苦杯をなめ続けたものの、明けて4歳、初戦・京都記念では後の天皇賞馬ジャガーメイルを完封してみせた。そして海を渡ってドバイシーマクラシックではダーレミの2着。圧倒的な末脚を武器に牡馬や世界的強豪と互角以上の走りを見せ、安定した成績を刻み、着々と現役最強牝馬としての地歩を固めつつあった。

 帰国第一戦が、このヴィクトリアマイル。断然人気に推されたのも無理のないことだったろう。

レッドディザイアとの一騎打ち?

ブエナビスタ写真

 もちろん、周囲も黙ってはいない。ライバル一番手はブエナビスタと同期のレッドディザイアだ。桜花賞2着、オークス2着、秋華賞では雪辱の優勝と、牝馬三冠レースで唯一、ブエナビスタと真っ向から渡り合った存在だ。ジャパンCでは3着と大健闘し、ドバイでは重賞を制している。やはり帰国初戦としてヴィクトリアマイルを選び、2番人気の支持を得て、女王の玉座を明け渡せとブエナビスタに迫ったのである。

 単勝オッズが10倍を切ったのは、1.5倍のブエナビスタと5.7倍のレッドディザイアだけ。ブエナビスタとレッドディザイアの一騎打ち、あるいはブエナビスタが抜けた存在、そう目されたレースだったといえる。

 が、レースは意外にも大混戦となった。

馬群の大外から力強く差し切る

 道中はベストロケーションが緩みのないペースで引っ張った。直線に入ると前年2着のブラボーデイジーをはじめ、プロヴィナージュやヒカルアマランサスといった先行勢が粘る。そこへ中団からレッドディザイアやブロードストリートらが脚を伸ばし、後方からはニシノブルームーンやミクロコスモスも鋭く追い込んでくる。

 この激闘を、馬群の大外から力強く差し切ったのがブエナビスタだった。前が止まらず、中団の馬たちの伸びも目立つ展開。それを、とても間に合いそうにない位置から一気に交わし去って、ゴールではコンマ2秒差の中に9頭がひしめく叩き合いを制してみせたのだ。

 それは、女王が女王である理由を民に知らせる、凄まじいまでの末脚だった。

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