第12回 ヴィクトリアマイル 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ヴィクトリアマイルを丸裸にしてみよう！

昨年は７番人気の７歳馬ストレイトガールが連覇を達成。２着に１番人気ミッキークイーン、３着に２番人気ショウナンパンドラが入った。

１）順当か波乱か、両極端の結果に

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.0.4】。13年ヴィルシーナら最多の３勝をあげており、連対率・複勝率60％。２番人気馬は【1.0.1.8】で、11年アパパネが勝利するも複勝率20％と低い。以下、５番人気馬が２勝、４・７・11・12番人気が１勝ずつ。昨年は７番人気ストレイトガールが勝利するなど伏兵の一発がある。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布しており、一昨年は２着に12番人気ケイアイエレガント、３着に18番人気ミナレットが激走。３連単2070万5810円の大波乱となった。このように荒れる年もあれば、11年のように上位３番人気以内で堅く決まる年もある。順当か波乱か、両極端の一戦だ。

２）阪神牝馬Ｓ組は前走連対馬かＧ１連対実績馬に注目

前走レース別成績で、出走数が多いのが阪神牝馬Ｓ組と福島牝馬Ｓ組。阪神牝馬Ｓ組は【3.4.2.52】で昨年のストレイトガールら３勝をあげ、連対率11.5％・複勝率14.8％。この組で注目したいのが前走連対馬と過去にＧ１連対実績がある馬。前走阪神牝馬Ｓの連対馬は【1.1.2.15】で昨年２着のミッキークイーンらが好走している。また、前走６着以下から巻き返した５頭のうち、昨年のストレイトガール（前走９着）ら４頭は過去にＧ１での連対実績があった。

福島牝馬Ｓ組は【0.1.2.36】で勝ち星がなく、連対率2.6％・複勝率7.7％と低い。一昨年３着のミナレットら３着以内馬３頭はいずれも福島牝馬Ｓ５着以内で、今回のヴィクトリアマイルでは逃げもくしは先行で好走している。また、中山牝馬Ｓ組は【1.1.2.11】で12年ホエールキャプチャが勝利。複勝率26.7％と上記２レースを大きく上回っている。なかでも前走中山牝馬Ｓで５着以内だった馬は【1.0.2.5】と好成績をおさめている。

３）牡馬混合重賞組は要注目

その他の前走レース別成績は、少数ながら大阪杯組が【1.1.1.2】。13年ヴィルシーナが勝利し、連対率40％・複勝率60％と好相性だ。他ではダービー卿ＣＴ組が【1.0.1.4】で07年コイウタ、高松宮記念組が【1.0.1.7】で一昨年のストレイトガール、マイラーズＣ組は【1.0.0.9】で11年アパパネがそれぞれ勝利している。

出走数が非常に多い牝馬限定重賞組の４勝に対して、国内の牡馬混合重賞だった馬も４勝。前走牡馬混合重賞組は要注目だ。

４）好走馬は重賞勝ち馬が大半

過去10年の３着以内馬30頭のうち、過去に重賞勝ちを経験した馬は26頭と大半を占める。重賞勝ちがなかった４頭のうち、07年２着アサヒライジングは秋華賞２着、08年３着ブルーメンブラットは牡馬相手の阪神カップ３着などの実績があった。また、09年３着ショウナンラノビア、一昨年３着ミナレットは芝マイル戦での逃げ切り勝ちがあった。

なお、一昨年・昨年連覇のストレイトガールら５頭がこのレースで２回連対を果たしている。

【ヴィクトリアマイル過去10年】

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