第11回 ヴィクトリアマイル 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> ヴィクトリアマイル　> 2016　> 過去の傾向

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ヴィクトリアマイルを丸裸にしてみよう！

昨年は５番人気のストレイトガールが優勝。２着に12番人気ケイアイエレガント、３着に18番人気ミナレットが激走し、３連単2000万円超の大波乱となった。

１）波乱の決着が多い

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.2.0.5】。13年ヴィルシーナら最多の３勝をあげており、連対率・複勝率50％。２番人気馬は【2.0.0.8】で、11年アパパネら２勝。以下、５番人気馬が昨年のストレイトガールら２勝、４・11・12番人気馬が各１勝。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布し、昨年は18番人気ミナレットが３着に激走。近３年を含めた過去10年中６年で10番人気以下の伏兵が３着以内に入っている。昨年は人気順で５→12→18番人気で決まり、３連単2070万5810円の大波乱。近３年は３連単10万円以上の配当が続いており、波乱の決着となることが多い。

２）阪神牝馬Ｓ組は前走連対馬かＧ１連対馬に注目

前走レース別成績で、出走数が多いのが阪神牝馬Ｓ組と福島牝馬Ｓ組。阪神牝馬Ｓ組は【2.4.2.51】で一昨年のヴィルシーナら２勝をあげ、連対率10.2％・複勝率13.6％。この組で注目したいのが前走連対馬とＧ１実績馬。前走阪神牝馬Ｓで連対した馬が【1.1.2.15】とこの組の３着以内馬８頭中半数の４頭を占めている。また、前走６着以下から巻き返した４頭中３頭は過去にＧ１での連対実績があった。

福島牝馬Ｓ組は【0.1.2.39】で勝ち星がなく、連対率2.4％・複勝率7.1％と低い。昨年３着のミナレットら３着以内馬３頭はすべて前走で５着以内に入っていた。

また、中山牝馬Ｓ組は【1.1.2.11】で12年ホエールキャプチャが勝利。複勝率26.7％と上記２レースを大きく上回っている。なかでも前走中山牝馬Ｓで５着以内だった馬は【1.0.2.5】と好成績をおさめている。

３）牡馬混合重賞組は要チェック

その他の前走レース別成績は、マイラーズＣ組は【2.0.1.9】で、06年ダンスインザムード・11年アパパネが勝利。複勝率25.0％と高く、３着以内馬３頭はいずれも前走４着以内だった。

少数ながら大阪杯組は【1.1.0.2】で、13年優勝のヴィルシーナ、一昨年２着のメイショウマンボが好走している。また、ダービー卿ＣＴ組は【1.0.1.3】で07年コイウタが勝利。高松宮記念組は【1.0.1.4】で、昨年ストレイトガールが勝利している。

出走数が多い牝馬限定重賞組の３勝に対して、国内の牡馬混合重賞だった馬は５勝。前走牡馬混合重賞組は要チェックだ。

４）好走馬は重賞勝ち馬が大半

過去10年の３着以内馬30頭のうち、以前に重賞勝ちを経験した馬は26頭と大半を占める。重賞勝ちがなかった４頭のうち、07年２着アサヒライジングは秋華賞２着、08年３着ブルーメンブラットは牡馬相手の阪神カップ３着などの実績があった。また、09年３着ショウナンラノビア、昨年３着ミナレットは芝マイル戦での逃げ切り勝ちがあった。

なお、13年・14年連覇のヴィルシーナ、昨年優勝のストレイトガール（一昨年３着）ら５頭がこのレースで２回好走している。

【ヴィクトリアマイル過去10年】

この表は右にスクロールできます。