JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場
第9回 ヴィクトリアマイル特集 2014年5月18日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝1600m

父、母父ともに優秀なデニムアンドルビーに注目!

1)サンデーサイレンス系が中心のレースではあるが……

 ようやく8回の施行を終えただけのヴィクトリアマイルだが、出走馬の半数が父サンデーサイレンス系、馬券圏内に入った24頭のうち14頭が父サンデーサイレンス系という偏りを見せている。

 2006年の第1回はサンデーサイレンスの直子が1〜3着を独占し、翌年の第2回もフジキセキ、ロイヤルタッチ、サンデーサイレンスの産駒による決着。2008年・第3回はフジキセキ産駒の連覇となり、2010年の第5回はスペシャルウィーク産駒ブエナビスタが優勝し、2着にはアグネスタキオン産駒ヒカルアマランサス。第6回もブエナビスタが2着に入り、2012年・第7回は2着3着にディープインパクト産駒が食い込んで、そして昨年はディープインパクト産駒ヴィルシーナが勝利した。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 5回 4回
72頭
6.9%
13.9%
19.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 1回
11頭
9.1%
18.2%
27.3%
ノーザンダンサー系 1回 2回 1回
30頭
3.3%
10.0%
13.3%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 1回
14頭
7.1%
7.1%
14.3%
ナスルーラ系 0回 0回 1回
11頭
0.0%
0.0%
9.1%
その他の系統 0回 0回 0回
5頭
0.0%
0.0%
0.0%

 ただし、率としては他の系統と比べて大きなアドバンテージがあるというわけではない。まだ歴史も浅く、純然としたマイラーから「地力があるのでどんな距離でもOK」というタイプまで入り混じったメンバーでおこなわれるため、どの系統も抜け出し切れていないのが、このレースの現状といえるだろう。

【過去8年の1〜3着馬の父と母父】

過去8年の1〜3着馬の父と母父

2)人気薄でも走れるサンデーサイレンス系とノーザンダンサー系

 人気に着目して系統別成績を見ると、以下の通りとなる。

【1〜5番人気の集計】

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 2回 3回
22頭
18.2%
27.3%
40.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 0回
4頭
25.0%
50.0%
50.0%
ノーザンダンサー系 1回 0回 0回
5頭
20.0%
20.0%
20.0%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 1回
5頭
20.0%
20.0%
40.0%
ナスルーラ系 0回 0回 1回
2頭
0.0%
0.0%
50.0%
その他の系統 0回 0回 0回
2頭
0.0%
0.0%
0.0%

【6番人気以下の集計】

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1回 3回 1回
50頭
2.0% 8.0%
10.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 1回
7頭
0.0% 0.0%
14.3%
ノーザンダンサー系 0回 2回 1回
25頭
0.0% 8.0%
12.0%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 0回
9頭
0.0% 0.0%
0.0%
ナスルーラ系 0回 0回 0回
9頭
0.0% 0.0%
0.0%
その他の系統 0回 0回 0回
3頭
0.0% 0.0%
0.0%

 人気サイドでの安定感では、サンデーサイレンス系/ヘイルトゥリーズン系、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系、それほど差はない。が、人気薄でも走れるのはサンデーサイレンス系かノーザンダンサー系に限られるようだ。

3)母の父の系統別成績も混戦模様

 以下は母の父の系統別成績。ノーザンダンサー系が頭ひとつ抜け出している印象だ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1回 2回 1回
23頭
4.3%
13.0%
17.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
6頭
0.0%
0.0%
0.0%
ノーザンダンサー系 4回 3回 4回
53頭
7.5%
13.2%
20.8%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 1回
19頭
5.3%
5.3%
10.5%
ナスルーラ系 1回 2回 2回
28頭
3.6%
10.7%
17.9%
その他の系統 1回 1回 0回
14頭
7.1%
14.3%
14.3%

 数ではノーザンダンサー系だが、率の面ではやはりどの系統も飛び抜けてはいない。

4)選手権距離への適性が必須

 勝ち馬の父・母父と、その現役時代の主な勝ち鞍をまとめてみた。

種牡馬・母父馬 主な勝ち鞍
サンデーサイレンス BCクラシック
Nijinsky 英三冠馬
フジキセキ 朝日杯3歳S
ドクターデヴィアス 英ダービー
フジキセキ 朝日杯3歳S
デインヒル 英スプリントC/(英2000ギニー3着)
タニノギムレット 日本ダービー/(NHKマイルC3着)
ルション ムーランドロンシャン賞
スペシャルウィーク 日本ダービー/ジャパンC
Caerleon 仏ダービー
キングカメハメハ 日本ダービー/NHKマイルC
Salt Lake キングスビショップS(ダ1400m)
クロフネ NHKマイルC/ジャパンCダート
サンデーサイレンス BCクラシック
ディープインパクト 日本ダービー/ジャパンC
Machiavellian サラマンドル賞/(英2000ギニー2着)

 国内およびヨーロッパの、芝2400mまたは芝1600mで実績を残した馬がほとんどだ。

 産駒の日本での実績からサンデーサイレンスを2400m型、キングカメハメハも2400m型だと考えると、配合的には、2400m型×2400m型が2頭、2400m型×1600m型が3頭、1600m型×2400m型が2頭、1600m型×1600m型が1頭。できれば父か母父が2400m型であってもらいたい。

5)マイル適性があり、かつ質のいい牝系出身であること

 勝ち馬を、牝系にスポットを当てながら振り返ってみよう。

 ダンスインザムードは名繁殖牝馬ダンシングキイの娘。コイウタは近親にビハインドザマスク(京都牝馬S1着)のほか、タンパベイダービーを勝ったファントムジェットなどがいる。エイジアンウインズの四代母スペシャルのラインからは、ヌレイエフ、サドラーズウェルズ、エルコンドルパサーなどが出ていて、世界的な超名牝系。ウオッカの母系は日本を代表するシラオキ系のラインで、近親にはシスタートウショウ(桜花賞1着)がいる。ブエナビスタの母はビワハイジ(阪神3歳牝馬S1着)、アパパネの母ソルティビッドはオープンを2勝している。ホエールキャプチャの曾祖母はエリザベス女王杯勝ち馬タレンティドガールで、その兄はニッポーテイオーだ。そしてヴィルシーナの四代母は米古馬牝馬チャンピオンで、この母系からはDevil's Bagやシングスピールなども出ている。

 どの牝系も極めて良質。しかもマイルGIで勝ち負けできる潜在能力を感じられる。

結論

 狙うべきは、人気でも人気薄でも走れる「父サンデーサイレンス系またはノーザンダンサー系」で、「父と母父の勝ち鞍に日欧の2400mまたは1600mGIがあり、父か母父が2400m型」というのも必須。「母系はマイル適性がある名牝系」という条件も忘れてはならない。

 だが正直、かなりの数の登録馬がこうした条件を満たすのが悩ましい。

 すでにこのレースを勝っているホエールキャプチャとヴィルシーナは問題ないとして、他に注目すべきはデニムアンドルビーとスマートレイアーか。いずれも父はディープインパクト。デニムアンドルビーは母父がキングカメハメハ、近親にトゥザヴィクトリーがいる。スマートレイアーは母父がホワイトマズルで、母系からはブリーダーズカップジュヴェナイル3着のSlavicが出ている。

 逆に厳しいのは、母父が「その他のヘイルトゥリーズン系」であるメイショウマンボやストレイトガールあたりだろう。

【デニムアンドルビーの血統表】

デニムアンドルビーの血統表

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN