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第8回 ヴィクトリアマイル特集 2013年5月12日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝1600m

ブエナビスタの半妹ジョワドヴィーヴルに注目!

1)ヘイルトゥリーズン系、断然の強さ

 まだ7回しかおこなわれていないヴィクトリアマイル。血統的な特徴を断じてしまうのは早計かも知れないが、ここまではヘイルトゥリーズン系が断然。中でもサンデーサイレンスの血が極めて強い一戦だといえる。

 第1回はサンデーサイレンスの直子が1〜3着を独占、第2回もフジキセキ、ロイヤルタッチ、サンデーサイレンスの決着。第3回はフジキセキ産駒の連覇となり、第5回はスペシャルウィーク産駒ブエナビスタが優勝し、第6回もブエナビスタが2着に入った。昨年はクロフネ産駒ホエールキャプチャが勝利したものの、2着3着にはディープインパクト産駒が食い込んだ。

 馬券対象である1〜3着馬計21頭のうち、なんと16頭が父ヘイルトゥリーズン系、うち13頭がサンデーサイレンス系という好成績ぶりである。

【過去7年の1〜3着馬の父と母父】

過去7年の1〜3着馬の父と母父

2)人気or人気薄に限らず走るヘイルトゥリーズン系

 過去7回の出走馬のべ125頭のうち、ヘイルトゥリーズン系は74頭。年平均10頭以上の割合で出走しているのだから、上位を独占するのも当然だといえる。だが、人気に着目して系統別成績を見ると、面白いことがわかる。

【1〜5番人気の集計】

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 4回 3回 3回
22頭
18.2%
31.8%
45.5%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 1回
5頭
20.0%
20.0%
40.0%
ノーザンダンサー系 1回 0回 0回
5頭
20.0%
20.0%
20.0%
上記以外の系統 0回 0回 0回
3頭
0.0%
0.0%
0.0%

【6番人気以下の集計】

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 1回 3回 2回
52頭
1.9% 7.7%
11.5%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 0回
7頭
0.0% 0.0%
0.0%
ノーザンダンサー系 0回 1回 1回
19頭
0.0% 5.3%
10.5%
上記以外の系統 0回 0回 0回
12頭
0.0% 0.0%
0.0%

 人気サイドでの安定感では、ヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系、それほど差はない。が、人気薄でもたびたび好走を見せるのがヘイルトゥリーズン系の特徴だ。

3)ノーザンダンサーの血も重要

 以下は母の父の系統別成績。ノーザンダンサー系が頭ひとつ抜け出している印象だ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 4回 3回 4回 47頭 8.5%
14.9%
23.4%
ナスルーラ系 1回 2回 2回 27頭 3.7%
11.1%
18.5%
ヘイルトゥリーズン系 1回 1回 0回 24頭 4.2%
8.3%
8.3%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 1回 14頭 0.0%
0.0%
7.1%
その他の系統 1回 1回 0回 13頭 7.7%
15.4%
15.4%

 母父ヘイルトゥリーズン系の1〜2着は、いずれもクロフネ×サンデーサイレンスという配合。また1〜3着馬21頭のうち、父・母父がヘイルトゥリーズン系でもノーザンダンサー系でもないという馬は、2011年3着のレディアルバローザのみ。ヘイルトゥリーズンの血と同じくらいノーザンダンサーの血も重要なレースだ。

4)選手権距離への適性が必須

 勝ち馬の父・母父と、その現役時代の主な勝ち鞍をまとめてみた。

種牡馬・母父馬 主な勝ち鞍
サンデーサイレンス BCクラシック
Nijinsky 英三冠馬
フジキセキ 朝日杯3歳S
ドクターデヴィアス 英ダービー
デインヒル 英スプリントC/(英2000ギニー3着)
タニノギムレット 日本ダービー/(NHKマイルC3着)
ルション ムーランドロンシャン賞
スペシャルウィーク 日本ダービー/ジャパンC
Caerleon 仏ダービー
キングカメハメハ 日本ダービー/NHKマイルC
Salt Lake キングスビショップS(ダ1400m)
クロフネ NHKマイルC/ジャパンCダート

 芝の2400mとマイル戦は、世界共通の選手権距離。そのカテゴリーで強さを示し、格の高いレースで活躍した馬が多いことがわかる。

5)マイル適性があり、かつ質のいい牝系出身であること

 ダンスインザムードは名繁殖牝馬ダンシングキイの娘。コイウタは近親にビハインドザマスク(京都牝馬S1着)のほか、タンパベイダービーを勝ったファントムジェットなどがいる。エイジアンウインズの四代母スペシャルのラインからは、ヌレイエフ、サドラーズウェルズ、エルコンドルパサーなどが出ていて、世界的な超名牝系。ウオッカの母系は日本を代表するシラオキ系のラインで、近親にはシスタートウショウ(桜花賞1着)がいる。ブエナビスタの母はビワハイジ(阪神3歳牝馬S1着)、アパパネの母ソルティビッドはオープンを2勝している。ホエールキャプチャの曾祖母はエリザベス女王杯勝ち馬タレンティドガールで、その兄はニッポーテイオーだ。

 どの母系も良質。しかもマイルGIで勝ち負けできる潜在能力を感じられる。

結論

 狙うべきは「父ヘイルトゥリーズン系(特にサンデーサイレンス系)×母父ノーザンダンサー系」か「父ノーザンダンサー系×母父サンデーサイレンス」という配合で、「父・母父から2400mとマイルへの適性を受け継いでいること」、「母系はマイル適性がある名牝系」という馬だ。

 ヴィルシーナは母父がミスタープロスペクター系、ハナズゴールも母父ミスタープロスペクター系に加えて2400mへの適性に疑問。マイネイサベルやオールザットジャズも条件から外れる。昨年の勝ち馬ホエールキャプチャはもちろん合致するが、より血統的魅力のある馬は他にもいる。

 ジョワドヴィーヴル(母ビワハイジ)、ドナウブルー(妹ジェンティルドンナ)、マルセリーナ(母はマイルG1勝ち馬)の3頭は父ディープインパクト×母父ノーザンダンサー系で、どの馬が勝っても不思議ではない。

 サウンドオブハートも、父アグネスタキオン(ディープスカイを出していて東京の2400m&マイルOK)×母父Caerleonで母系からはベルモントS勝ち馬などが出ていてスケールはありそうだ。

【ジョワドヴィーヴルの血統表】

ジョワドヴィーヴルの血統表

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