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第6回 ヴィクトリアマイル特集 2011年5月15日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝1600m

今年もブエナビスタ、アパパネは危険!?

1)ヘイルトゥリーズン系、絶対的な強さ

 新設されて、まだ5回のヴィクトリアマイル。血統的な特徴を断じてしまうのは早計かも知れないが、それにしてもヘイルトゥリーズン系が断然の成績を誇っている。中でもサンデーサイレンスの血が極めて強い一戦といえるだろう。

 第1回はサンデーサイレンス産駒がワン・ツー・スリーでフィニッシュ。第2回もフジキセキ産駒、ロイヤルタッチの子、サンデーサイレンスの娘という決着だった。

 第3回ではタニノギムレット産駒の女王ウオッカを2着に破ってエイジアンウインズが勝利、フジキセキ産駒の同レース2連覇となり、3着にはアドマイヤベガ産駒のブルーメンブラットが入った。第4回はウオッカが1着、母の父にサンデーサイレンスを持つブラボーデイジーが11番人気ながら2着を確保している。

 そして昨年の第5回は、ブエナビスタがほとんど絶望的な位置から差し切り、アグネスタキオン産駒ヒカルアマランサスが2着に粘った。

 馬券対象である1〜3着馬計15頭のうち、なんと13頭が父ヘイルトゥリーズン系、うち10頭がサンデーサイレンス系。母父サンデーサイレンスも1頭いて「ヘイルトゥリーズンの血を持たない馬」は2009年3着のショウナンラノビアだけ、という結果である。

【過去5年の1〜3着馬の父と母父】

過去5年の1〜3着馬の父と母父

2)出走数の違いだけでは片付かない

 過去5回の出走馬のべ90頭のうち、ヘイルトゥリーズン系は58頭。6割以上を占めているのだから、上位を独占するのも当然だ。だが、ただ単に「数にモノをいわせて」というわけではない。

 以下は1〜5番人気、つまり勝ち負けできるはずと予想された馬たちだけの系統別成績である。

系統 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 4回 2回 2回 9回
23.5%
35.3%
47.1%
ノーザンダンサー系 0回 0回 0回 4回
0.0%
0.0%
0.0%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 0回 2回
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統 0回 0回 0回 2回
0.0%
0.0%
0.0%

 ヘイルトゥリーズン系以外の馬を列挙すると、2006年は前走・阪神牝馬Sを勝ったラインクラフト(1番人気9着)、同じく前走・中山牝馬Sを勝ったヤマニンシュクル(5番人気7着)、2007年はカワカミプリンセスが初の大敗(1番人気10着)、GI3勝のスイープトウショウ(2番人気9着)、2008年は前年のオークス2着馬ベッラレイア(3番人気8着)、2009年は前走・産経大阪杯3着と復活の兆しを見せたカワカミプリンセス(2番人気8着)、前年の桜花賞馬レジネッタ(5番人気16着)、前走・阪神牝馬S2着のプロヴィナージュ(5番人気9着)。

 かなりの実績馬・好調馬であっても掲示板確保すらままならないありさま。ヘイルトゥリーズン系以外の馬にとってヴィクトリアマイルは“鬼門”といえる状況なのだ。

3)選手権距離への適性が必須

 勝ち馬の父・母父と、その現役時代の主な勝ち鞍をまとめてみた。

勝ち馬 父の主な勝ち鞍 母父 母父の主な勝ち鞍
ダンスインザムード サンデーサイレンス BCクラシック Nijinsky 英三冠馬
コイウタ フジキセキ 朝日杯3歳S ドクターデヴィアス 英ダービー
エイジアンウインズ フジキセキ 朝日杯3歳S デインヒル 英スプリントC/(英2000ギニー3着)
ウオッカ タニノギムレット 日本ダービー/(NHKマイルC3着) ルション ムーランドロンシャン賞
ブエナビスタ スペシャルウィーク 日本ダービー/ジャパンC Caerleon 仏ダービー

 芝の2400mとマイル戦は、世界共通の選手権距離。そのカテゴリーで強さを示し、格の高いレースで活躍した馬が多いことがわかる。

4)マイル適性があり、かつ質のいい牝系出身であること

 母系の優秀さも、かなり重要だ。

 ダンスインザムードは名繁殖牝馬ダンシングキイの娘で、姉がダンスパートナー(オークスとエリザベス女王杯1着、桜花賞2着)、兄はダンスインザダーク(菊花賞1着)。

 コイウタは近親にビハインドザマスク(京都牝馬S1着)のほか、タンパベイダービーを勝ったファントムジェットなどもいる。

 エイジアンウインズの四代母スペシャルのラインからは、ヌレイエフ、サドラーズウェルズ、エルコンドルパサーなどが出ていて、世界的な超名牝系。

 ウオッカの母系は日本を代表するシラオキ系のラインで、近親にはシスタートウショウ(桜花賞1着)がいる。

 ブエナビスタの母はビワハイジ(阪神3歳牝馬S1着)で、兄のアドマイヤジャパンとアドマイヤオーラも重賞勝ち馬だった。

 どの馬もかなり質のいい牝系出身であり、しかもマイルGIで勝ち負けできる潜在能力を秘めているといえるだろう。

結論

 狙いたいのは「父がヘイルトゥリーズン系、中でもサンデーサイレンス系の種牡馬」であり、「父・母父から2400mとマイルへの適性を受け継いでいること」、「母系はマイル適性がある名牝系」という馬だ。

 さらに「母父はヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系以外(連対馬のうちブラボーデイジーだけは母父サンデーサイレンスだが)」、「できれば母か祖母が輸入馬(連対馬のうちこの条件を満たさないのはウオッカとアサヒライジングだけ)」を加えればベターだろう。

 昨年◎を打ち、実際にこのレースを制したブエナビスタが今年も筆頭だ。

 これに次ぐのがブロードストリート(母父Cozzeneは米BCマイル勝ち馬/近親にヒシアケボノやアグネスワールド)とアンシェルブルー(母父Storm CatはマイルG1馬を多数出している/母系はエイジアンウインズと同じ)あたり。

 ヘイルトゥリーズンの血を持たないアパパネは思い切って軽視したい。

【ブエナビスタの血統表】

ブエナビスタの血統表

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