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ヴィクトリアマイル特集
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古馬のマイル女王決定戦 東京芝1600m〔Bコース〕

コース図(東京芝1600m)日本レコードが出る絶好の馬場

 ヴィクトリアマイルは今年で5回目を迎える。過去4回と同様、2回東京開催の最終日に施行される。06年から08年までは前週のNHKマイルCと同様、最も幅員が広いAコース(31〜41m)が使用されていたが、昨年はBコースを使用。今年も2回東京開催の後半2日間から3回東京開催の前半2日間はBコースとなっている。BコースはAコースから3m外に仮柵を設置、向正面は2m外に仮柵が設置される。

 芝はイタリアンライグラスによるオーバーシードを使用。5月に入ってから好天に恵まれるようになったせいか、目下、芝の状態は絶好。先週のNHKマイルCで1分31秒4という、芝1600mの日本レコードが樹立された。次走の1600万クラス(東京スマイルプレミアム)は1分34秒2。NHKマイルCはハイペースによるところが大きかったわけだが、展開次第でいくらでも時計が出る馬場状態と言える。

 スタート地点は向正面の2コーナー出口。Bコース時は最初の3コーナーまでの距離は約535m。下り坂のスタートで、バックストレッチの中間まで下り、そこから急な上り坂。その後は約60m平坦を走り、3コーナー手前から3〜4コーナーの中間まで再び下り坂。平坦の4コーナーのカーブを曲がり、ホームストレッチに入って間もなく約2mの勾配の坂。ゴール前の直線は、仮柵の位置とは関係なく、525.9mとなっている。

レース写真(東京芝1600m)平均〜スローペースになりやすい

 過去4年のペースを振り返ってみると、ダンスインザムードが優勝を飾った第一回は前半600m通過が35秒4、中盤の400mが24秒3。テンが緩く、中盤も中だるみとマイルG1にしては遅い流れ。一方、コイウタが優勝を果たした07年は前半600mが34秒6、中盤の400mも23秒4と11秒台のラップが続いた。それでいてレースの上がりが34秒3。馬場状態の違いもあっただろうが、07年の方が全体的に淀みないペースで流れ、勝ち時計も1分32秒5と速かった。

 エイジアンウインズが勝った08年は、前半600m通過が35秒7と遅く、中盤の400mが24秒3。後半600mが33秒7というマイルG1らしからぬ上がりの競馬。そしてウオッカが7馬身差の圧勝を決めた昨年は、前半600m通過が34秒7、中盤400mは23秒9とまずまず流れ、なおかつ上がり3ハロンが33秒9。勝ち時計の1分32秒4も示す通り、ウオッカ1頭だけがケタ違いのパフォーマンスを見せた。

 牝馬限定戦のせいか、全体的には平均からスローペースで流れている。きちんとした逃げ・先行馬がいれば自然とペースが上がりやすいコースなのだが、安田記念のような厳しい展開にはなっていない。ただ、全体の時計は速いのでスピード能力が問われる点は変わらない。

昨年は1枠の2頭が穴に

 脚質別成績を見ると、逃げ馬が【0.1.1.2】、先行馬が【1.1.1.13】、差し馬が【3.2.2.24】、追い込み馬が【0.0.0.21】。ペースが落ち着いても単純に逃げ、先行馬が有利というわけではなく、中団からの差し馬が好走馬の大半を占めている。ただし、追い込み馬の好走はまだなく、大外一気は決まらない。道中は内々で脚を溜めて、最後の直線に入ったところで馬群の間を割って、弾けるのがベストというイメージだ。

 枠順成績を見ても、1枠、2枠がそれぞれ1勝。3枠が2勝をマーク。7、8枠も2、3着が合計3回あって、一概に外枠が不利とは言えないが、内枠の方が有利だ。昨年は1枠から逃げたショウナンラノビアが粘って3着。同枠のブラボーデイジーも先行して2着に上がった。今年もコースロスなく進めた馬が穴になるかも。

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