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スイープトウショウ 39年ぶりの牝馬制覇[2005年]

大波乱の古馬GI戦線

 2005年の春。3歳クラシックがディープインパクトによる無敗の2冠達成に沸く中で、古馬GI戦線は波乱の渦に飲まれていた。

 高松宮記念では単勝オッズ1.9倍のプレシャスカフェが3着に敗退。天皇賞・春でもリンカーン、マカイビーディーヴァ、ヒシミラクルの人気上位3頭が揃って着外に沈み、13番人気スズカマンボが勝って3連単は190万馬券の大波乱となった。安田記念でも人気馬は総崩れ。7番人気アサクサデンエンが勝ち、2着には10番人気のスイープトウショウ。

 人気がまったく信用できない。そんな流れが続いていたといっていいだろう。

2強で順当のレース?

スイープトウショウ写真

 ただし春シーズンを締めくくる宝塚記念だけは実績馬が順当に上位に来るのではないか、そういう見方が大勢を占めていた。

 断然人気に推されたのはタップダンスシチーだ。前年のこのレースの勝ち馬であり、有馬記念でも2着。休養を挟み、復帰初戦の金鯱賞では2馬身半の逃げ切り勝ちを楽々と収めていた。これを追うのが、前年の秋に天皇賞、ジャパンC、有馬記念とGI三連覇を成し遂げたゼンノロブロイ。実戦は有馬記念以来だったが、能力ナンバーワンであることは誰の目にも明らかだった。

 ところが、この両雄を押し退けて、1頭の牝馬が歴史的偉業を達成する。スイープトウショウの激走である。

一気に抜け出して後続を完封

 前年の3歳牝馬戦線で、桜花賞5着、オークス2着、秋華賞制覇と優秀な成績を収めたスイープトウショウ。前走の安田記念でも2着に追込み、その鋭い切れ味は現役牝馬では最高と評されていた。

 それでもさすがにここでは厳しいだろう。何しろ宝塚記念で牝馬が勝ったのは1966年のエイトクラウンが最後。タフさが要求される古馬中距離GIでは、牝馬の分は悪い。スイープトウショウが11番人気の低評価しか得られなかったのも無理のないことだった。

 その評価をあざ笑う、素晴らしい力走。いわゆる“出し抜け”や、展開を味方につけた直線一気ではない。中団の外で脚をため、直線に入ると同時にスパート。一瞬にして先頭に立つと、そのままハーツクライやゼンノロブロイらの追撃を封じ込めるという堂々の勝利を収めたのである。

 それは39年ぶり史上2頭目となる、牝馬による宝塚記念制覇。スイープトウショウは、小細工のない競馬で歴史的偉業を達成してみせたのである。

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