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サイレンススズカ 最強馬が唯一手にした勲章[1998年]

気性難で力を発揮できなかった3歳時

 デビュー前の調教で何度も好タイムを叩き出していたサイレンススズカ。父がサンデーサイレンスということもあり、その実力と将来性は多くの者が認めるところだった。

 が、若い頃は気性が難しく抑えも利かず、また成長も遅れ気味で、それらがサイレンススズカの出世を妨げていた。

 新馬戦で後続を7馬身もちぎって逃げ切ったかと思えば、弥生賞ではゲートを潜るという気の悪さを見せて8着に敗退。500万下とプリンシパルSを連勝したものの、本番・日本ダービーでは折り合いを欠いて敗れる。

 秋は、神戸新聞杯2着、天皇賞(秋)6着、マイルCSはハイペースで競り合って15着、香港国際Cは5着。本来の力を発揮できないまま、3歳シーズンを終えることになる。

次第にファンを熱狂させた「逃げ」

サイレンススズカ写真

 明けて4歳、サイレンススズカは突如の飛躍を果たす。気性の成長か、馬体の充実か、あるいは試行錯誤を経て「これがベスト」と見極められた“逃げ”が完成を見たのか、ともかくもサイレンススズカは、最大の武器=スピードを実戦で遺憾なく発揮し始める。

 まずはバレンタインSを4馬身差で完勝。続く中山記念も逃げ切って重賞初制覇を成し遂げ、小倉大賞典(中京での代替開催)で重賞連覇を達成。金鯱賞は2着に「大差」をつけてのレコード勝ちで、破竹の4連勝だ。

 後続を大きく引き離し、1000m通過58秒ほどの速いペースを刻みながら、それでもラストまでバテない。そのレースぶりは、次第にファンの熱狂を呼ぶようになっていった。

後続を封じ込めて完勝

 そして迎えた第39回宝塚記念。天皇賞(春)を制したメジロブライト、女傑エアグルーヴ、前年のグランプリホース・シルクジャスティスらを押さえて1番人気に支持されたサイレンススズカは、見事、期待に応える。

 初騎乗となった南井克巳騎手は慎重な手綱さばき、いつものような大逃げではない。後続にとっても楽な追走となり、4コーナーではステイゴールドが、直線ではエアグルーヴが詰め寄ってきた。

 しかしサイレンススズカもまた、たっぷりと余力を残していた。スパート態勢にうつると、そこから持ち前のスピードを全開。懸命に食い下がるステイゴールドを4分の3馬身封じ込めての逃げ切りだ。

 その後、天皇賞(秋)で非業の死を遂げ、未完のまま生涯を閉じるサイレンススズカ。唯一手にしたGIの勲章が、この宝塚記念である。

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