G1特集 第58回 宝塚記念G1特集 第58回 宝塚記念

調教情報

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キタサンブラック

前走後は放牧を挟んで5月26日に栗東へ帰厩。翌日からきちんと乗り込まれており、調整過程は順調と見ていい。今週は黒岩騎手を背に、Wコースで僚馬と3頭併せ。道中は最後方を進み、直線では2頭の内に入る形。追われるとスムーズに加速して2頭に並びかけ、楽な手応えで併入した。馬場状態を考慮すれば時計的にも悪くなく、ここ2走と変わりない好状態だ。

シュヴァルグラン

前走後は放牧を挟んだが、5月19日には早くも栗東へ帰厩。5月下旬から今週にかけて、軽めのものを含めると10本以上の追い切りをこなしており、意欲的な調整過程といえる。今週は助手を背に坂路で格下馬と併せて何とか併入という地味な動きだったが、激しい風雨に加えてそれほど調教駆けするタイプではないだけに問題ない。絶好調だった前走時には及ばないが、力は出せる仕上がりだ。

シャケトラ

前走後は放牧を挟んで6月1日に栗東へ帰厩。翌日には早くも坂路で15−15の時計を出し、今週までに10本以上の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。ここ2週は助手を背にWコース3頭併せで、先週は最内から鋭く伸びてラスト200m11秒台半ばをマークして楽々最先着。今週は終いだけの微調整だったが、重い馬場の中でも素軽い動きを見せた。実力を出し切れる好仕上がりだ。

サトノクラウン

前走後は放牧を挟んで5月20日に美浦へ帰厩。翌日からきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は助手を背にWコースで追い切られ、先週は併せ馬で一杯に追われたが、格下馬相手に遅れる地味な動き。今週は単走で1000m70秒台とごく軽めの内容だったが、軽く仕掛けられた直線での動きも案外だった。輸送減りを考慮して余裕を持たせた仕上げがどう出るか。

ミッキークイーン

前走後は放牧を挟んで6月7日に栗東へ帰厩。9日、15日、21日と3週続けてWコースできちんと追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週は水口騎手を背に3頭併せの最内に入り、直線では2頭を大きく引き離す鋭い伸びを披露。今週は800mから未勝利馬と併せる軽めの内容だったが、素軽い脚さばきで楽な手応えのまま先着した。凡走後だが、状態面に全く問題はない。

ゴールドアクター

前走後は美浦の自厩舎に戻ってしっかり疲れを取った後、5月下旬から徐々に調教を強化。6月7日から今週にかけて、3週続けてWコースで長めからの併せ馬をこなしており、調教量は十分だ。今週は宮崎騎手を背に僚馬を大きく追走する形から、直線で楽な手応えのまま並ぶ間もなく交わす好調教を見せた。ここ2走は結果が出せていないが、状態面は決して悪くない。

レインボーライン

前走後は放牧を挟んで6月9日に栗東へ帰厩。帰厩時期も遅く、追い切り本数も少なめだが、許容範囲と見ていいだろう。いつも通りレース1週間前の日曜に坂路で800m50.8秒と強い追い切りを消化し、今週は助手を背に坂路単走で800m59.9秒、ラスト200m14.0秒と最終追い切りはごく軽めだった。調子の見極めが難しい馬だが、調整過程からも体調面に不安はないと見ていいだろう。

ミッキーロケット

前走後は放牧を挟んで5月下旬に栗東へ帰厩。6月1日から今週にかけて4週続けて坂路で併せ馬をこなしており、調教量に不足はない。ここ3週は和田騎手を背に追われ、2週前に800m50.9秒、先週は800m52.0秒、ラスト200m12.1秒の好時計をマーク。今週は馬場も重く終いこそ要したが、きっちり先着して800m52.9秒は優秀だ。実力をきっちり出し切れる仕上がりだ。

その他の出走馬

スピリッツミノルは中2週ながら先週、今週とWコースでハードに追われる意欲的な調整過程だが、動きは地味で上積みは疑問。ヒットザターゲットは先週、今週と坂路できちんと追い切られているが、動きは平凡で近走と変わりない状態。クラリティシチーは中1週で阪神遠征という強行軍だが、Wコースで強めの追い切りを消化しており、疲労残りの心配もなく力は出せる状態と見ていい。