G1特集 第56回 宝塚記念G1特集 第56回 宝塚記念

血統分析

競馬予想のJRA-VANトップ > G1特集 > 宝塚記念 > 2015 > 血統分析

ゴールドシップがやはり中心!逆転候補は?

1)サンデーサイレンス系の優位性はなし

6勝・2着5回・3着6回と、馬券に絡んだ馬の半数以上がサンデーサイレンス系(SS系)種牡馬の産駒だが、率としては「やや優位」という程度。ゴールドシップの連覇などステイゴールド産駒が5勝をあげて相性の良さをアピールしているものの、系統全体としては「出走頭数の多さで稼いだ成績」と捉えるべきだろう。

ちなみに同じグランプリである有馬記念では、2004年のゼンノロブロイからSS系が11連勝中。それに比べれば、宝塚記念におけるSS系の優位性は小さい。むしろスイープトウショウとアドマイヤムーンが勝ったミスタープロスペクター系の勝率が光る。

唯一、手を出しにくいのがナスルーラ系。この系統からは2006年・ナリタセンチュリーの2着があるだけだ。

この表は右にスクロールできます。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6回 5回 6回 77頭 7.8% 14.3% 22.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 1回 16頭 6.3% 12.5% 18.8%
ミスタープロスペクター系 2回 1回 1回 17頭 11.8% 17.6% 23.5%
ノーザンダンサー系 1回 2回 2回 22頭 4.5% 13.6% 22.7%
ナスルーラ系 0回 1回 0回 11頭 0.0% 9.1% 9.1%
その他の系統 0回 0回 0回 3頭 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

この表は右にスクロールできます。

日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2014.6.29 1 11 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2014.6.29 2 5 カレンミロティック ハーツクライ A.P.Indy
2013.6.23 1 10 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2013.6.23 2 4 ダノンバラード ディープインパクト Unbridled
2012.6.24 1 11 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2012.6.24 2 7 ルーラーシップ キングカメハメハ トニービン
2011.6.26 1 2 アーネストリー グラスワンダー トニービン
2011.6.26 2 8 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2010.6.27 1 17 ナカヤマフェスタ ステイゴールド タイトスポット
2010.6.27 2 8 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2009.6.28 1 9 ドリームジャーニー ステイゴールド メジロマックイーン
2009.6.28 2 8 サクラメガワンダー グラスワンダー サンデーサイレンス
2008.6.29 1 9 エイシンデピュティ フレンチデピュティ Woodman
2008.6.29 2 2 メイショウサムソン オペラハウス ダンシングブレーヴ
2007.6.24 1 6 アドマイヤムーン エンドスウィープ サンデーサイレンス
2007.6.24 2 17 メイショウサムソン オペラハウス ダンシングブレーヴ
2006.6.25 1 8 ディープインパクト サンデーサイレンス Alzao
2006.6.25 2 7 ナリタセンチュリー トニービン ノーザンテースト
2005.6.26 1 11 スイープトウショウ エンドスウィープ ダンシングブレーヴ
2005.6.26 2 4 ハーツクライ サンデーサイレンス トニービン
2)SS系なら母父はマイナー系がベター

毎年大量に出走し、そのうち1〜2頭は馬券に絡むSS系。取捨選択の目安は母父だろう。

この表は右にスクロールできます。

SS系母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 1回 2回 4回 33頭 3.0% 9.1% 21.2%
ナスルーラ系 0回 2回 0回 14頭 0.0% 14.3% 14.3%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 2回 10頭 0.0% 10.0% 30.0%
ヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回 5頭 0.0% 0.0% 0.0%
その他の系統 5回 0回 0回 15頭 33.3% 33.3% 33.3%

ドリームジャーニーとオルフェーヴルの兄弟、そしてゴールドシップは、いずれも父ステイゴールド×母父メジロマックイーン(マイバブ系)で、世にいうゴールデンニックス。特殊すぎる現象にも思えるが、この「父ステイゴールド×母父その他の系統」という配合では母父タイトスポット(リボー系)のナカヤマフェスタも8番人気で勝利していて、要注意であることは確かだろう。

これを「まさに特殊すぎる」と考えるなら、2着3着に数多く送り込んでいる母父ノーザンダンサー系か。勝ったのは絶対的存在だったディープインパクトだけだが、1番人気に推された5頭すべてが馬券に絡んでいる。

3)ノーザンダンサーの血を探せ

SS系以外から出た勝ち馬4頭を見ると、エイシンデピュティは父ノーザンダンサー系で、スイープトウショウは母父がノーザンダンサー系。アーネストリーはノーザンダンサーの4×4インブリードを持っていた。また2着馬のべ5頭は、母父ノーザンテーストのナリタセンチュリー、父・母父ともノーザンダンサー系のメイショウサムソン、ノーザンダンサーのインブリードを持つサクラメガワンダーとルーラーシップだ。

さらにいえば、ドリームジャーニーとオルフェーヴルの兄弟、ナカヤマフェスタ、ゴールドシップは、すべて「母母父がノーザンダンサー系」という血統構成。ディープインパクトは母父ノーザンダンサー系。

SS系、非SS系、いずれも好走条件として「ノーザンダンサーの血を持つこと」は、ほぼ必須といえそうだ。

4)配合にも注意したい

連対馬の母父を、現役時に勝ったレースで3つのタイプに分類してみた。

この表は右にスクロールできます。

タイプ 連対馬の母父 勝利したレース
長距離型 トニービン 凱旋門賞
ダンシングブレーヴ 凱旋門賞
Alzao 2400mの伊G3
Caerleon 仏ダービー
メジロマックイーン 天皇賞・春
タイトスポット アーリントンミリオン
マイル型 ノーザンテースト フォレ賞
Woodman 1600mの愛G3
ダート型 サンデーサイレンス 米BCクラシック
Unbridled 米BCクラシック
A.P.Indy 米BCクラシック

連対馬14頭を送り出している「長距離型」が最有力か。14頭中9頭、勝ち馬6頭の父がSS系で、しかもステイゴールドなど中長距離タイプ。残り5頭の父も、オペラハウス、グラスワンダー、キングカメハメハと、長距離GIの勝ち馬が目立つ。つまり「長距離型×長距離型」だ。

母父「マイル型」は、トニービン×ノーザンテーストのナリタセンチュリーとフレンチデピュティ×Woodmanのエイシンデピュティ。トニービンは凱旋門賞馬であり、フレンチデピュティはダート馬ながら天皇賞(春)の勝ち馬アドマイヤジュピタなどを出しているようにスタミナもあると考えていいはず。すなわち「長距離型×マイル型」ということになる。

母父「ダート」型の種牡馬は、すべてが米BCクラシック勝ち馬。またエンドスウィープ(6ハロンのG1勝ち)×サンデーサイレンスのアドマイヤムーン、グラスワンダー(朝日杯レコード勝ち)×サンデーサイレンスのサクラメガワンター、ハーツクライ(レコード決着の日本ダービーとジャパンCで2着)と、スピードのある種牡馬との配合で結果を残している。

結論

父ステイゴールド×母父メジロマックイーンばかりが勝っていて、ある意味「血統的にはどう考えていいのかわかりづらい」レース。ならば素直にゴールドシップを信じるべきなのかも知れない。

それ以外から好走可能性や逆転可能性の高い馬を探すなら、「父SS系×母父その他の系統」、「父SS系×母父ノーザンダンサー系で1番人気」、「ノーザンダンサーの血の濃さ」といった要素を重視。配合としては「長距離型×長距離型」、「長距離型×マイル型」、「スピードのある父×母父が米BCクラシック」がベターとなる。

ヌーヴォレコルトはハーツクライ×スピニングワールド(ノーザンダンサー系)の「長距離型×マイル型」で、もしも1番人気になるようなら堅軸。ワンアンドオンリーはハーツクライ×タイキシャトルの「長距離型×マイル型」でノーザンダンサーのインブリードを持つ。カレンミロティックは昨年の2着馬だ。

【ゴールドシップの血統表】

この表は右にスクロールできます。

ステイゴールド
 Stay Gold
 1994年 黒鹿(白老町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
ゴールデンサッシュ
 Golden Sash
 1988年 栗毛(白老町)
*ディクタス
1967年 栗毛(仏)
Sanctus Fine Top
Sanelta
ゴールドシップ
 Gold Ship(JPN)
 牡 6歳 父15歳・母11歳時産駒
 2009年 芦毛(日高町)
Doronic Worden
Dulzetta
ダイナサッシュ
1979年 鹿毛(早来町)
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*ロイヤルサッシュ Princely Gift
Sash of Honour
メジロマックイーン
 Mejiro McQueen
 1987年 芦毛(浦河町)
メジロティターン
1978年 芦毛(伊達市)
メジロアサマ *パーソロン
*スヰート
*シエリル Snob
Chanel
メジロオーロラ
1978年 栗毛(伊達市)
*リマンド Alcide
Admonish
ポイントフラッグ
 Point Flag
 1998年 芦毛(門別町)
メジロアイリス ヒンドスタン
アサマユリ
パストラリズム
 Pastoralism
 1987年 黒鹿(静内町)
*プルラリズム
1980年 鹿毛(米)
The Minstrel Northern Dancer
Fleur
Cambretta Roberto
Cambrienne
トクノエイティー
1978年 黒鹿(門別町)
*トライバルチーフ Princely Gift
Mwanza
アイアンルビー *ラークスパー
風玲