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第55回 宝塚記念 2014年6月29日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝2200m

上半期の芝中距離頂上決戦 阪神芝2200m〔Bコース〕

コース図(阪神芝2200m)

昨年は良馬場ながら渋った馬場

 上半期の中央競馬を締めくくるグランプリ。3回阪神開催の最終日に行われる。今年も今開催は前半4日間がAコースで、後半4日間がBコースで施行。よって宝塚記念はBコースで行われる。宝塚記念がBコースで行われるようになったのは11年から。それ以前は主にAコースで行われていた。開催最終日の施行ながら11年はアーネストリーが2分10秒1のレコードで快勝。12年はオルフェーヴルが2分10秒9の好タイムで優勝を果たした。昨年は良馬場発表であったが、雨の影響により馬場がかなり渋っていた。勝ち時計が2分13秒2と、かかったのは仕方がない。良馬場の場合は速い時計が出るものの、天候が不安定な時期だけに、道悪となる可能性が十分あるので注意が必要だ。

 芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRA発表によると、2回阪神開催終了後、野芝の生育を促すために更新作業が行われた。傷みが見られた各スタート地点の、芝の張り替えが行われた。野芝の生育は概ね順調で、全体的に良好な状態とのことだ。

 ただ、先週は日曜日の午前中が稍重。9Rから良馬場に回復したものの、11レースの米子S(古馬オープン・芝1600m)は1分34秒8のタイム。時計がかかった。今週もレース当日の天気がポイント。

道中の流れが厳しく、タフな競馬

レース写真(阪神芝2200m)

 スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。スタート直後に内回りコースとの合流地点を通り過ぎる。1コーナーまでの距離は525m。かなりの距離があるが、スタート直後は下り坂のため(その後はゴール前に上り坂)、前半からペースが速くなりやすいのが特徴だ。逃げ・先行馬の頭数・出方にもよるが、このレースは特に前半のペースが厳しい。

 近3年を見ても、レコード決着だった11年は33秒6とかなり速い。12年は34秒3でも淀みない流れ。そして昨年は34秒7。馬場差を考慮すると、かなりのハイペースだった。レースの上り3ハロンが38秒0だったことを考えると、納得できるだろう。馬群全体ではなく、主に1頭の速い馬が飛ばす展開かもしれないが、淀みないラップが続くレースとなる。

 最後の直線が359.1m(Bコース時)と短いせいもあって、各馬の仕掛けは早めになる。前半は中団以降に待機していた馬がマクリ気味に進出してくるので、力がない逃げ・先行馬は非常に厳しくなる。問われるのは、瞬発力ではなく、末脚の持続力と底力。内回りコースのロングスパートになるのでコーナーでの加速力も大事だ。道中の流れが厳しい分、レース全体の上がりの時計がかかる。速い上がりの決着にはならない。

連軸は先行馬、勝ちやすいのは差し馬

 過去10年(京都開催を除く)の脚質別成績は逃げ馬が【2.0.0.8】で連対率20.0%。エイシンデピュティ(08年)とタップダンスシチー(04年)が逃げ切りを果たしている。展開に恵まれての残り目は厳しく、真に強い馬だけが逃げて残せる。先行馬は【2.7.4.24】。やはり前々から押し切るのは容易ではない。勝ち切れずに2〜3着が非常に多いことからもそれがわかる。

 そして、差し馬が【4.0.4.42】。勝ちやすいのは差し馬だ。ただ、連対率や複勝率は先行馬の方が断然好成績。追い込み馬は【1.2.1.35】。勝利したのは12年のオルフェーヴルのみ。同馬のほどの力があっても、差し切るのは簡単ではない。なるべく経済コースを捌きたいところだ。

 過去10年(京都開催を除く)の枠順傾向は、6枠が【4.0.0.14】でかなり勝率が高い。8枠も【3.1.1.15】で連対率は20%。そして4枠は【0.4.1.12】。未勝利ながら連対率は23.5%でトップの成績だ。本来は中枠より内が理想となっているコースだが、このレースは全く違う傾向が出ている。

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