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第54回 宝塚記念特集 2012年6月23日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝2200m

熱き上半期の総決算 阪神芝2200m〔Bコース〕

コース図(阪神芝2200m)

近2年は2分10秒台の決着

 上半期の中央競馬を締めくくる総決算。3回阪神開催の最終日に行われる。今年も今回開催は前半4日間がAコースで、後半4日間がBコースで施行。よって宝塚記念はBコースで行われる。過去10年を見ると、Bコースでの宝塚記念は11年からとなっている。11年はアーネストリーが2分10秒1のレコードで快勝。昨年はオルフェーヴルが2分10秒9のタイムで優勝を果たした。Aコースで行われていた10年以前は良馬場でも2分11秒台がほとんどだった。したがって、近2年は時計が速くなっているといえる。無論、梅雨の時期だけに降雨による馬場の悪化は心配しなければいけない。稍重や重馬場で行われることも多い。

 芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRA発表によると、2回阪神開催終了後、野芝の生育を促すために更新作業(バーチカルカッター掛け)が行われ、傷みが見られた各スタート地点の、芝の張り替え(約200平方メートル)が行われた。野芝の生育は概ね順調で、全体的に良好な状態とのこと。

 先週は土曜日が道悪だったが、日曜日には回復。11レースの米子S(古馬オープン・芝1600m)では1分33秒1のタイムが出た。馬場の内外に大きな差もなく、ほぼフラットな状態だろう。

淀みない流れで上がりがかかる

レース写真(阪神芝2200m)

 スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。スタート直後に内回りコースとの合流地点を通り過ぎる。1コーナーまでの距離は525m。かなりの距離があるが、スタート直後は下り坂のため(その後はゴール前に上り坂)、前半からペースが速くなりやすいのが特徴だ。逃げ〜先行馬の頭数・出方にもよるが、このレースは特に前半のペースが厳しい。07年は稍重ながら33秒5の超ハイペース。レコード決着だった11年は33秒6。昨年は34秒3で淀みない流れ。馬群全体ではなく、主に1頭の速い馬が飛ばす展開ではあるが、先頭と中団以降の馬とは差がつき、馬群は縦長になりやすい。

 先行争いは1コーナー過ぎまでにほぼ決着。ハナを奪った馬はそこで一旦息を入れるが、ハイレベルなG1競走だけあって、急激にはラップは落ちない。平均的なペースで流れる。そして、早くも3コーナーに差し掛かったところで勝負所を迎える。

 最後の直線が359.1m(Bコース時)と短いせいもあって、各馬の仕掛けは早めになる。前半は中団以降に待機していた馬がマクリ気味に進出してくるので、力がない逃げ〜先行馬は非常に厳しくなる。問われるのは、末脚の持続力と底力。内回りコースのロングスパートになるのでコーナーでの加速力も大事だ。道中の流れが厳しい分、レース全体の上がりの時計がかかる。速い上がりの決着にはならない。

勝ちやすいのは差し馬

 過去10年(京都開催を除く)の脚質別成績は逃げ馬が【2.0.0.8】で連対率20.0%。エイシンデピュティ(08年)とタップダンスシチー(04年)が逃げ切りを果たしている。展開に恵まれての残り目は厳しく、真に強い馬だけが逃げて残せると見たほうがいい。先行馬は【1.6.4.25】。勝ち切れずに2〜3着が非常に多い。対照的に差し馬が【5.0.4.46】。勝ちやすいのは圧倒的に差し馬だ。ただ、連対率は先行馬が19.4%、差し馬が9.1%。複勝率も先行馬の方が断然好成績。追い込み馬は【1.3.1.36】。勝利したのは昨年のオルフェーヴル。同馬のように、力があっても最後の直線で内目をうまく捌けないと勝ちにくそうだ。

 過去10年(京都開催を除く)の枠順傾向は6枠が【4.0.0.14】でかなり勝率が高い。8枠も【2.1.1.7】で悪くない成績。普通は中枠より内が理想であり、近年はたまたま6枠と8枠から好走馬がたくさん出ている印象。案外フルゲートに満たないことが多いレースでもあり、枠順はあまり気にする必要がないかもしれない。

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