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第54回 宝塚記念特集 2012年6月23日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝2200m

ノーザンダンサーの血を持つゴールドシップが最有力!

1)サンデーサイレンス系の優位性はなし

 4勝・2着5回・3着5回と数では圧倒しているサンデーサイレンス系(SS系)だが、率を考えると、この宝塚記念はそれほど得意ではないようように見える。4勝のうち3勝はステイゴールド産駒で相性の良さを感じさせるものの、系統全体としては「出走頭数の多さで稼いだ成績」と捉えるべきだろう。SS系以外のヘイルトゥリーズン系もそれほど目立つ数字ではない。

 ちなみに同じグランプリである有馬記念ではヘイルトゥリーズン系が2001年のマンハッタンカフェから12連勝中で、1994年のナリタブライアンから数えれば19年で17勝、勝率はヘイルトゥリーズン系トータルで12.3%と圧倒的な数字。これに比べると宝塚記念ではヘイルトゥリーズン系の優位性は「ない」といえる。

 スイープトウショウとアドマイヤムーンが勝ったミスタープロスペクター系、ヒシミラクルとタップダンスシチーは「その他の系統」で、むしろこれらを狙いたくなる。あるいはノーザンダンサー系を含めて「どこからでも買える」と考えるべきか。唯一、ナスルーラからの系統は2006年・ナリタセンチュリーの2着があるだけで、手を出しにくい血統だ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 5回 5回
74頭
5.4%
12.2%
18.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 1回
20頭
5.0%
10.0%
15.0%
ミスタープロスペクター系 2回 1回 1回
18頭
11.1%
16.7%
22.2%
ノーザンダンサー系 1回 2回 2回
25頭
4.0%
12.0%
20.0%
ナスルーラ系 0回 1回 0回
12頭
0.0%
8.3%
8.3%
その他の系統 2回 0回 1回
6頭
33.3%
33.3%
50.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)SS系なら母父はマイナー系がベター

 毎年大量に出走し、そのうち1〜2頭は馬券に絡むSS系。取捨選択の目安は母父だろう。

SS系母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 1回 3回 3回
30頭
3.3%
13.3%
23.3%
ナスルーラ系 0回 1回 1回
16頭
0.0%
6.3%
12.5%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 1回
8頭
0.0%
0.0%
12.5%
ヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
5頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統 3回 1回 0回
15頭
20.0%
26.7%
26.7%

 狙いは4大系統以外。母父サッカーボーイ(ファイントップ系)のツルマルボーイが2着に突っ込み、母父タイトスポット(リボー系)のナカヤマフェスタが8番人気で勝利。母父メジロマックイーン(マイバブ系)のドリームジャーニーとオルフェーヴルはいずれも強いレースで兄弟制覇を成し遂げた。

 ノーザンダンサー系が続いているように見えるが、勝ったのは絶対的存在だったディープインパクトだけ。ディープスカイやブエナビスタが1番人気で取りこぼしており、トーンは落ちる。

3)ノーザンダンサーの血を探せ

 SS系以外の勝ち馬6頭を見ると、エイシンデピュティは父ノーザンダンサー系、タップダンスシチーとスイープトウショウは母父ノーザンダンサー系。残りの3頭は2003年のヒシミラクル、2007年のアドマイヤムーン、2011年のアーネストリーで、このうちアーネストリーはノーザンダンサーのインブリードを持っている。

 実は2003年は3歳のネオユニヴァースが2番人気、2007年は同じく3歳のウオッカが1番人気と、古馬が“甘く見られた”年だった。古馬のレベルが一定以上にあるなら、勝ち負けするためにはノーザンダンサーの血が必須といえるかもしれない。

4)配合にも注意したい

 連対馬の母父を、現役時に勝ったレースで3つのタイプに分類してみた。

タイプ 連対馬の母父 勝利したレース
長距離型 シェイデイハイツ 英国際S
Caerleon 仏ダービー
ダンシングブレーヴ 凱旋門賞
トニービン 凱旋門賞
Alzao 2400mのG3
メジロマックイーン 天皇賞・春
タイトスポット アーリントンミリオン
マイル型 サッカーボーイ マイルCS
ノーザンテースト フォレ賞
Woodman 1600mのG3
ダート型 Northern Dancer ケンタッキーダービー
サンデーサイレンス 米BCクラシック

 勝ち馬と2着馬を7頭ずつ送り出している「長距離型」が最有力。連対馬14頭中9頭が父ヘイルトゥリーズン系、うち8頭がSS系だ。

 母父「マイル型」は、ダンスインザダーク×サッカーボーイのツルマルボーイ、トニービン×ノーザンテーストのナリタセンチュリーは、いずれも父がスタミナ型種牡馬。エイシンデピュティの父フレンチデピュティはダート馬だが、天皇賞(春)の勝ち馬アドマイヤジュピタなどを出しているようにスタミナもあると考えていいはずだ。

 母父「ダート」型は、Pleasant Tap(G1勝ちは中距離だが、もともとは米BCスプリント2着など短距離で活躍)×Northern Dancerのタップダンスシチー、エンドスウィープ(6ハロンのG1勝ち)×サンデーサイレンスのアドマイヤムーンと、スピードタイプとの配合。サクラメガワンターの父グラスワンダーも朝日杯でレコード勝ちを果たしている。

結論

 血統的には混戦といえるレース。率的な優位性はないことを承知の上でSS系を狙うなら「母父はマイナーな系統で長距離型」という馬をピックアップしたい。できればノーザンダンサーの血も欲しいところだ。非SS系なら、ノーザンダンサーの血は必須、父スタミナ型×母父マイル型または父スピード型×母父ダート型の宝塚記念向き配合馬を抜擢したい。

 4強を比較すると、昨年の勝ち馬オルフェーヴルは当然ながら今年も有力だったが、回避。ならば同じ父ステイゴールド×母父メジロマックイーンのゴールドシップが浮上する。ノーザンダンサーのインブリードもアリ。ジェンティルドンナは母父Bertoliniが、取りこぼしの多いノーザンダンサー系かつ短距離型なので割引。フェノーメノも母父Danehillがノーザンダンサー系。Danehillは英ダービー馬や凱旋門賞馬を出していて潜在的なスタミナはあるものの、自身は短距離馬だったので、やはりゴールドシップに比べると分が悪い。

 穴ならステイゴールド×カコイーシーズ(レイズアネイティヴ系/長距離型)でノーザンダンサーのインブリードも持つナカヤマナイトか。

【ゴールドシップの血統表】

ゴールドシップの血統表

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