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第53回 宝塚記念特集 2012年6月24日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝2200m

夏間近の熱いグランプリ 阪神芝2200m〔Bコース〕

コース図(阪神芝2200m)

今年もBコースで差しが届く?

 3回阪神開催最終日に行われるグランプリ。以前は同開催4日に行われていたが、今年は8日目。施行時期に変わりはないものの、まさに上半期の中央場所を締めくくる一戦となる。今回開催は前半4日間がAコースで、後半4日間がBコース。よって宝塚記念はBコースで行われる。昨年もBコースで行われており、アーネストリーが2分10秒1のレコードで優勝した。

 芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRA発表によると、2回阪神開催終了後、野芝の生育を促すために更新作業(バーチカルカッター掛け)が行われ、傷みが見られたスタート地点の、芝の張り替えが行われた。野芝の生育は概ね順調で、全体的に良好な状態と言えるだろう。先週日曜日のマーメイドSの勝ち時計は1分59秒9で2分を切ってきた。道悪状態から徐々に回復しての良馬場発表だったことを考えると、時計は十分出る馬場だ。ただ、馬場の内外の傾向は以前とは違う。結論から言うと、現在は最後の直線で外を回っても大丈夫そう。マーメイドS2着のクリスマスキャロル、3着のメルヴェイユドールは後方待機から直線外を追い込んだ。前年のマーメイドSも勝ち馬のフミノイマージンを筆頭に差し・追い込み馬が上位を独占した。AコースからBコースになったことにより、マーメイドSも宝塚記念も逃げ〜先行馬が有利ということはなくなった。

道中の流れが厳しいハイレベルな一戦

レース写真(阪神芝2200m)

 スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。スタート直後に内回りコースとの合流地点を通り過ぎる。1コーナーまでの距離は525m。かなりの距離があるが、スタート直後は下り坂のため(その後はゴール前に上り坂)、前半からペースが速くなりやすいのが特徴だ。逃げ〜先行馬の頭数・出方にもよるが、このレースは特に前半のペースが厳しい。07年は稍重ながら33秒5の超ハイペース。08年は重馬場で35秒5、09年は34秒7、10年は34秒8、そしてレコードの昨年は33秒6とかなり流れる。馬群全体ではなく、主に1頭の速い馬が飛ばす展開だが、先頭と中団以降の馬とは差がつき、馬群は縦長になりやすい。

 先行争いは1コーナー過ぎまでにほぼ決着。ハナを奪った馬はそこで一旦息を入れるが、ハイレベルなG1競走だけあって、急激にはラップは落ちない。平均的なペースで流れる。そして、早くも3コーナーに差し掛かったところで勝負所を迎える。

 最後の直線が359.1m(Bコース時)と短いせいもあって、各馬の仕掛けは早め。ロングスパート合戦になる。前半は中団以降に待機していた馬がマクリ気味に進出してくるので、力がない逃げ〜先行馬は非常に厳しくなる。問われるのは、末脚の持続力と底力。道中の流れが厳しい分、レース全体の上がりの時計がかかる。速い上がりの脚はいらない。距離とコース形態上、単純なスローペースの上がり勝負にはならない。

追い込み馬のみ割引

 過去10年(京都開催を除く)の脚質別成績は逃げ馬が【2.0.2.7】で連対率18.2%、先行馬が【2.5.4.28】で連対率17.9%で今のところは互角。差し馬の連対率は12.5%だが【6.1.4.45】。勝ち馬の数は最も多い。最後の直線が短くても、ペースが激しくなるので差し馬も届くようになっている。特にタフな競馬に強いタイプが有利。消耗戦の競馬に適性があるかどうかがポイント。ただし、追い込み馬は【0.4.0.41】。後方一気タイプのみ割引が必要だ。

 過去10年(京都開催を除く)の枠順傾向は6枠が【4.0.0.16】で勝率が高い。8枠も【2.1.2.18】で悪くない成績。普通は中枠より内が理想だが、このレースに限っては枠順はあまり気にする必要がなさそうだ。

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