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第52回 宝塚記念特集 2011年6月26日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝2200m

上半期を締めくくるグランプリ 阪神芝2200m〔Bコース〕

コース図(阪神芝2200m)

4回開催でBコースを使用

 中京競馬場の改装による変則開催の影響は昨年もあったが、例年通り宝塚記念は3回阪神開催で行われた。しかし、今年はすでに1開催余分に阪神開催を消化。4回阪神開催の4日目でのレースとなる。連続開催による影響はすでに出ている可能性が高い。それは先週日曜日に行われたマーメイドSの結果。勝ち時計の2分00秒4は例年並みだが、勝ち馬のフミノイマージンを筆頭に差し・追い込み馬が上位を独占した。例年、マーメイドSは開幕週にあたり、逃げ〜先行馬が強かった。それが一転して差し・追い込み馬が活躍したことを考えると、連続開催による馬場傾向の変化を否定できない。しかも、先週からBコースを使用。京都で行われた06年を除き、過去10年の宝塚記念はAコースで行われている。この点でも例年とは明らかに違う。

 芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRA発表によると、2回阪神開催終了後、野芝の生育を促すために更新作業(バーチカルカッター掛け)が行われ、傷みがひどいスタート地点と3コーナー入り口付近の芝の張り替えが行われた。それにより全体的に芝状態は良好ではある。ただ、梅雨の時期にあたるため、天候は常に心配。06年を含めて、過去10年良馬場で行われたのは6回、稍重が3回、重が1回。近年は良馬場で行われていることの方が少なく、道悪競馬を想定しておく必要があるだろう。

末脚の持続力と底力が問われる

レース写真(阪神芝2200m)

 スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。スタート直後に内回りコースとの合流地点を通り過ぎる。1コーナーまでの距離は525m。かなりの距離があるが、スタート直後は下り坂のため(その後はゴール前に上り坂)、前半からペースが速くなりやすいのが特徴だ。逃げ〜先行馬の頭数・出方にもよるが、このレースは特に厳しい。07年は稍重ながら33秒5の超ハイペース。08年は重馬場で35秒5、09年は34秒7、そして昨年は34秒8。馬群全体ではなく、主に1頭の速い馬が飛ばす展開だが、先頭と中団以降の馬とは差がつき、馬群は縦長になりやすい。

 先行争いは1コーナー過ぎまでにほぼ決着。ハナを奪った馬はそこで一旦息を入れるが、ハイレベルなG1競走だけあって、急激にはラップは落ちない。平均的なペースで流れる。そして、早くも3コーナーに差し掛かったところで勝負所を迎える。最後の直線が359.1m(Bコース時)と短いせいもあって、各馬の仕掛けは早め。ロングスパート合戦になる。前半は中団以降に待機していた馬がマクリ気味に進出してくるので、力がない逃げ〜先行馬は非常に厳しくなる。問われるのは、末脚の持続力と底力。道中の流れが厳しい分、レース全体の上がりの時計がかかりやすい。距離とコース形態上、単純なスローペースの上がり勝負にはならない。

消耗戦の適性がポイント

 過去10年(京都開催を除く)の脚質別成績は逃げ馬が【2.0.2.6】、先行馬が【2.5.4.23】でともに連対率は約20%。一方、差し馬の連対率は9.8%しかないが、【5.0.3.43】の成績で勝ち馬の数は最も多い。最後の直線が短いだけあって、普通は前々で競馬ができる馬が有利だが、レース展開が激しくなるので差し馬も届くようにはなっている。脚質よりも上がりの競馬ではない、消耗戦の競馬に適性があるかどうかがポイント。ただし、追い込み馬は【0.4.0.34】。後方一気タイプのみ割引が必要だ。

 過去10年(京都開催を除く)の枠順傾向は3枠が【3.1.1.11】、6枠が【3.0.0.15】で最も優秀。比較的中枠が良い。8枠も【2.1.1.17】で悪くない成績に見えるが、フルゲートの際は気になるところだ。

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