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第52回 宝塚記念特集 2011年6月26日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝2200m

4歳勢は配合的にミスマッチ、イチオシはAJCC勝ち馬トーセンジョーダン

1)サンデーサイレンスの牙城崩れる

 ほぼすべてのGIで他の系統を圧倒しているサンデーサイレンスと、その後継種牡馬たち(SS系)。が、この宝塚記念は苦手なレースといえるかもしれない。

 過去10年、宝塚記念を勝ったSS系は2006年のディープインパクト、2009年のドリームジャーニー、昨年のナカヤマフェスタと計3頭。2着5回・3着4回もあって悪くないようにも思えるが、のべ67頭が出走しているのだから単に「数で稼いだ」というイメージ。むしろ率としては悪いのだ。またSS系以外のヘイルトゥリーズン系もパっとしない。

 ちなみに同じグランプリである有馬記念は、過去10年すべての勝ち馬がヘイルトゥリーズン系で、10勝・2着5回・3着9回という驚異的な成績。うちシンボリクリスエスの2勝を除く8勝・2着5回・3着9回がSS系だ。これと比べると、この系統が宝塚記念で苦しんでいることは明らかである。

系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系
3回 5回 4回
4.5%
11.9%
17.9%
他のヘイルトゥリーズン系
1回 1回 1回
5.9%
11.8%
17.6%
ノーザンダンサー系
2回 3回 4回
6.5%
16.1%
29.0%
ミスタープロスペクター系
2回 0回 0回
22.2%
22.2%
22.2%
ナスルーラ系
0回 1回 0回
0.0%
6.3%
6.3%
その他の系統
2回 0回 1回
28.6%
28.6%
42.9%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)SS系なら母父はマイナー系がベター

 SS系が不振といっても、毎年大量に出走してくるので、その中に1〜2頭は馬券になる馬がいる。そんな「買えるSS系」の1つの目安となるのが母父だ。

【SS系 母父の系統別成績】

母父の系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
1回 2回 2回
3.8%
11.5%
19.2%
ナスルーラ系
0回 1回 1回
0.0%
5.9%
11.8%
ミスタープロスペクター系
0回 0回 1回
0.0%
0.0%
16.7%
ヘイルトゥリーズン系
0回 0回 0回
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統
2回 2回 0回
14.3%
28.6%
28.6%

 狙いは4大系統以外。母父サッカーボーイ(ファイントップ系)のツルマルボーイが2着に2度も突っ込み、母父メジロマックイーン(マイバブ系)のドリームジャーニーも強いレースで久々のGI制覇、母父タイトスポット(リボー系)のナカヤマフェスタが8番人気で勝利している。

 これに次ぐのがノーザンダンサー系だが、こちらは勝ったのが絶対的存在だったディープインパクトだけで、人気を裏切る馬も多くてトーンは落ちる。

3)ノーザンダンサーの血を探せ

 SS系以外の勝ち馬7頭を見ると、2頭が父ノーザンダンサー系、3頭が母父ノーザンダンサー系だ。

 残りの2頭は2003年のヒシミラクルと2007年のアドマイヤムーンだが、実は2003年は3歳のネオユニヴァースが2番人気、2007年は同じく3歳のウオッカが1番人気と、古馬が“甘く見られた”年だった。古馬のレベルが低くない限り、勝ち負けするためにはノーザンダンサーの血が必須といえるだろう。

4)配合にも注意したい

 下表は連対馬の母父一覧。各馬の勝ったレースをもとに3つのタイプに分類してみた。

【連対馬の母父】

マイル型
Blushing Groom 仏2000ギニー
Woodman 1600mのG3
サッカーボーイ マイルCS
サンキリコ 1600mのG2
ノーザンテースト フォレ賞
長距離型
Alzao 2400mのG3
Caerleon 仏ダービー
シェイデイハイツ 英国際S
タイトスポット アーリントンミリオン
ダンシングブレーヴ 凱旋門賞
トニービン 凱旋門賞
メジロマックイーン 天皇賞・春
ダート型
Affirmed 米3冠
Northern Dancer ケンタッキーダービー
サンデーサイレンス 米BCクラシック

 このうち「マイル型」は、オペラハウス×Blushing Groomのテイエムオペラオー、ダンスインザダーク×サッカーボーイのツルマルボーイ、ブライアンズタイム×サンキリコのダンツフレームなど、スタミナ型種牡馬との配合となっていることがわかる。

 また「長距離型」はマーベラスサンデー×Caerleonのシルクフェイマス、サンデーサイレンス×トニービンのハーツクライ、ステイゴールド×メジロマックイーンのドリームジャーニーなど、SS系との相性が良さそうだ。

 そして「ダート」型は、Bigstone(フランスのマイラー)×Affirmedのメイショウドトウ、Pleasant Tap(G1勝ちは中距離だが、もともとは米BCスプリント2着など短距離で活躍)×Northern Dancerのタップダンスシチー、エンドスウィープ(6ハロンのG1勝ち)×サンデーサイレンスのアドマイヤムーンと、スピードタイプとの配合だ。

結論

 血統的には混戦といえるレースだが「SS系の場合、母父がマイナーな系統かノーザンダンサー系で長距離型」だけをピックアップ。中心としては非SS系、ノーザンダンサーの血を持つ宝塚記念向き配合馬を抜てきしたいところだ。

 まずSS系だが、ブエナビスタとドリームジャーニーは今年も有力。ナムラクレセント(母父が日本ダービー勝ち馬でマイバブ系のサクラショウリ)も要注意で、アンライバルド(母父はノーザンダンサー系Sadler's Wells)の復活もありうる。

 続いて非SS系。ルーラーシップ、ローズキングダム、エイシンフラッシュ、トゥザグローリーの最強4歳勢は父・母父ともノーザンダンサー系でなく、意外な苦戦も予想される。ルーラーシップ、ローズキングダム、トゥザグローリーは5代前までにノーザンダンサーのインブリードがあるので、それでどれだけ補えるかがカギだろう。

 ならばトーセンジョーダン。父は2400mのGIを2勝したジャングルポケット、母父はノーザンテーストで、宝塚記念がベストの配合だ。一頓挫あったが、無事に出てこられれば待望のGI初制覇も夢ではない。

【トーセンジョーダンの血統表】

トーセンジョーダンの血統表

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