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宝塚記念特集
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上半期の総決算となるグランプリ 阪神芝2200m〔Aコース〕

コース図(阪神芝2200m)補修されて良好な馬場状態

 今年は中京競馬場の改装に伴い、関西は変則開催だが、このレースは例年通り3回阪神開催の4日目に施行される。同開催は前半4日間がAコース、後半4日間がBコース。よって、宝塚記念はAコースで行われる。芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRA発表によると、2回阪神開催終了後、野芝の生育を促すために更新作業(バーチカルカッター掛け)が行われ、傷みがひどいスタート地点で芝の張り替えが行われた。また、コース内側を中心にカップ張りによる蹄跡補修(合計約500平方メートル)も行われた。

 それにより全体的に芝状態は良好。先週土曜日の午前中は芝稍重でスタートしたが、徐々に回復。途中から良馬場となり、日曜日も良馬場で行われた。マーメイドSの勝ち時計は1分59秒5。開幕週らしく行った行ったの競馬だった。ただ、梅雨入りの時期にあたるため、天候による馬場状態の変化には、常に気を使わなければならない。

レース写真(阪神芝2200m)展開が厳しく底力が要求される

 スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。スタート直後に内回りコースとの合流地点を通り過ぎる。1コーナーまでの距離は525m。かなりの距離があるが、スタート直後は下り坂のため(その後はゴール前に上り坂)、前半から意外とペースが速くなりやすい。逃げ・先行馬の頭数・出方にもよるが、前半600m通過が34秒台となることもある。07年は稍重ながら33秒5の超ハイペース。昨年は34秒7。馬群全体ではなく、1頭の速い馬が飛ばす展開だが、先頭と中団以降の馬とは差がつき、馬群は縦長になりやすい。

 先行争いは1コーナー過ぎまでにほぼ決着。ハナを奪った馬はそこで一旦息を入れるが、ハイレベルなG1競走だけあって、急激にはラップは落ちない。平均的なペースでレースは流れる。そして、早くも3コーナーに差し掛かったところで勝負所を迎える。

 最後の直線が356.5m(Aコース時)と短いせいもあって、各馬の仕掛けは早め。ロングスパート合戦になる。前半は中団以降に待機していた馬がマクリ気味に進出してくるので、力がない逃げ、先行馬は非常に厳しくなる。問われるのは、末脚の持続力と底力。道中の流れが厳しい分、レース全体の上がりの時計がかかりやすい。コース形態上、単純なスローペースの上がり勝負にはならない。このあたりは同じグランプリの有馬記念と同じだ。

追い込み馬のみ割引が必要

 過去10年(京都開催を除く)の脚質別成績は逃げ馬が【2.0.2.6】、先行馬が【2.5.4.21】でともに連対率は約20%。一方、差し馬の連対率は10.2%しかないが、【5.0.3.41】の成績で好走馬の数は少なくない。最後の直線が短いだけあって、普通は前々で競馬ができる馬が有利だが、平均ペース以上になり、レース展開が激しくなるので差し馬も十分届くようになっている。追い込み馬は【0.4.0.31】。後方一気タイプのみ割引が必要だ。

 過去10年(京都開催を除く)の枠順傾向は3枠が【3.1.1.10】、6枠が【3.0.0.15】で最も優秀。1枠と8枠はお互いに1勝、2着が1回、3着が2回。前週のマーメイドSは内から先行できる馬が強く、実際に馬場がフラットな分、内々を通れる馬は有利のはずだが、このレースでは内外の差はさほどない印象。素直に個々の馬の能力を考えたいところだ。

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