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コース解説

阪神芝2200m

コース図コース改装後も
従来と同じ条件

 阪神競馬場の改装後、初めて行われる宝塚記念だが、芝2200mは内回りコース使用なので従来と変わらないコース設定となる。また、今回は仮柵を使わないAコースを使用。3回8日目から3回阪神4日目の開催に移った00年以降、宝塚記念は一貫してAコースで行われており、この点も従来と同じだ。開催4日目ということで馬場状態は、非常に良好。内外の馬場の痛みの差はほとんどない。ただし、梅雨の時期なので雨による影響は考慮しておく必要があるだろう。

前半から自然とペースが上がりやすい

 スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。スタート直後に内回りコースとの合流地点を通り過ぎる。1コーナーまでの距離は525m。かなりの距離があるが、スタート直後は下り坂のため、前半から自然とラップが速くなりやすい。強力な逃げ、先行馬の有無よってペースは変わるが、前半600m通過が34秒台となることもある。そうなると、中団から後方待機の馬とは差がつき、馬群が縦長になりやすい。

 先行争いは1コーナー過ぎまでにほぼ決着。ハナを奪った馬はそこで一旦息を入れるが、ハイレベルなG1競走だけあって、急激にはラップは落ちない。平均的な一定のペースで推移する。そして、早くも3コーナーに差し掛かったところで勝負所を迎える。

ロングスパートを要し、上がりの時計がかかる

 最後の直線が353mと短いせいもあって、仕掛けは各馬早め。ロングスパートになる。前半は中団以降に待機していた馬がマクリ気味に進出してくるので、力のない逃げ、先行馬は非常に厳しくなる。総合的に問われるのは、末脚の持続力。また、道中の流れが厳しい分、レース全体の上がりの時計がかかりやすい。ラスト600mは36秒台になることも。よって、スローペースの上がり勝負とは一線を画する。

 全般的には好位でレースを進められる先行馬が有利。ただし、バテない粘り強さが必要。末脚勝負の馬は、前述したようにマクり気味に進出し、直線入り口の時点で先行勢を射程圏内に入れる走りが必要。直線一気は、非常に困難。

少頭数の大外枠は問題ないが…

 過去10年の宝塚記念における枠順の優劣は、ほぼフラット。大外枠の馬も来ている。ただし、これはフルゲートで一度も行われておらず、12〜13頭でのレースが多いことを考慮しなければいけないだろう。馬場状態がフラットな以上、理論的には多頭数の大外枠は好ましくないはず。

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