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ファイングレイン スプリント転向から電撃の戴冠[2008年]

NHKマイルC2着も、骨折で長期休養

 ファイングレインは、競走馬にとってもっとも大切なスピードという資質に恵まれた馬だった。札幌で迎えた1200mのデビュー戦を快勝し、続くマイル戦の500万下・あけび賞も逃げ切り勝ち。堂々の2連勝だ。

 距離が伸びたきさらぎ賞とスプリングSではそれぞれ8着、9着と敗れたが、マイルに戻るとふたたび能力を発揮する。ニュージーランドTは逃げ粘って2着。NHKマイルCではロジックに差されたものの、先行策からしぶとく粘ってやはり2着。この路線では間違いなく重賞級と思わせる活躍ぶりだった。

 が、右前脚の種子骨骨折という思わぬつまづきがファイングレインを待っていた。やむなく、その後丸1年間もの休養を余儀なくされてしまう。

スプリント戦線への方針転換

ファイングレイン写真

 翌2007年、4歳になって復帰してからも苦難の道は続いた。都大路Sは6着、エプソムCは4着、米子Sは5着、オパールSは11着、オーロCは4着、ファイナルSは9着。重賞で勝ち負けに持ち込むどころかオープン特別で惜敗や惨敗を繰り返したのだ。

 そこで陣営は、ファイングレインが5歳になると同時に1つの決断を下す。NHKマイルCでの好走ゆえにマイル戦を中心に使われてきたファイングレインは、デビュー戦以来となる1200m戦・淀短距離Sへと向かった。結果として、このスプリント戦への進路変更がファイングレインの運命を変えた。

3連勝・レコードタイムで差し切り

 淀短距離Sは凄まじい切れ味を見せての追い込み勝ち。粘る先行勢を力強い末脚で差し切ってみせた。

 続くシルクロードSでは、その瞬発力にさらに磨きがかかった。前日の雪のせいでパワーを要する稍重の芝、立ち遅れ気味のスタートから最後方の位置取り、という難しい条件・展開ながら直線一気を決め、2着争いを繰り広げる馬たちを1馬身4分の1差し切って勝利したのだ。

 そして、大一番の第38回高松宮記念。細かく降り続く雨を引き裂くように、みたびファイングレインの豪脚が炸裂する。

 逃げ粘るローレルゲレイロ、これを交わすキンシャサノキセキ、大外から追い込むスズカフェニックス、さらにはスーパーホーネット。これらGI級の馬たちにファイングレインも負けじと立ち向かい、1分7秒1のレースレコードを叩き出しての差し切り勝ちだ。

 路線変更から3連勝で頂点へ。まさにスピードあふれる快進“劇”であった。

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