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スズカフェニックス 父の血は短距離界も制す[2007年]

短距離も席捲したサンデー産駒

 日本の競馬界において長年、絶対的な存在として君臨し続けたサンデーサイレンス。当初はスプリントGIの勝ち馬を出せなかったが、やがてビリーヴ、デュランダル、アドマイヤマックスといった短距離の名馬を輩出した。いずれもスピード豊富というより、卓越した切れ味で短距離のビッグレースを闘った馬たちである。

 スズカフェニックスも、その系譜に連なる1頭だ。父はサンデーサイレンス、伯父に英ダービー馬ドクターデヴィアスや高松宮杯勝ち馬シンコウキングを持ち、期待の血統馬として生を受けた存在である。

着実に成長して一流馬へ

スズカフェニックス写真

 が、めきめきと頭角を現したとはいいがたい。2歳10月、ダート1400mのデビュー戦で9着に敗れ、初勝利は3戦目。その後は芝に転向して、500万下の陸奥湾特別を勝利、1000万下では3着、3着、2着と安定した成績を残すも、裏を返せば爆発的な走りを見せられなかったということ。重賞級の素質はあるとされ、実際に4歳秋には朝日杯チャレンジカップで4着、富士Sでは3着と健闘しながらも、なかなか本格的な飛躍を遂げられないでいたのである。

 ただ、スズカフェニックスの走りには少しずつ鋭さが見え始めていた。デビュー当初は先行して抜け出す正攻法のレースを試みていたのに対し、ちょうど重賞に挑み始めた頃から、より後方に控えるようになった。サンデーサイレンス産駒最大の持ち味とされる瞬発力を生かす、そんな走りを身につけようとしていたのだ。

見せた長く鋭い末脚

 それが実を結んだのが、5歳1月の東京新聞杯。1番人気に推されたスズカフェニックスは、上がり3ハロン推定33秒3の豪脚で直線一気に追込み、重賞初制覇を果たす。続く阪急杯でもメンバー中最速の上がりを繰り出し、プリサイスマシーンとエイシンドーバーの同着1着からハナ差3着に食い込んだ。

 その末脚が高く評価され、1番人気に支持されたのが2007年・第37回高松宮記念。スタート直後は後方グループにいたスズカフェニックスは、いつもより早め、3コーナー手前でグングンとポジションを上げていく。ただし手ごたえは余裕たっぷり。4コーナーでも強引に馬群の大外を駆け上がったが、勢いは直線でも持続した。残り100mで敢然と先頭に立つと、そのまま2馬身半差の勝利。まさにサンデーサイレンス産駒らしい、長く鋭い末脚で頂点に輝いたのである。

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