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オレハマッテルゼ ゆっくりと成長。6歳春につかんだ栄冠[2006年]

世代交代の高松宮記念

 前年の覇者アドマイヤマックスも、長らく短距離界を牽引してきたデュランダルも、すでに引退。また、前年秋のスプリンターズSを勝ったのは香港馬サイレントウィットネスだった。

 そんなわけで2006年・第36回高松宮記念では、次代を担うであろう若い馬たち、別ルートから進んできた存在、あるいは悲願のGI獲りに燃える善戦タイプが注目を集めることとなった。

 1番人気は、鞍上にミルコ・デムーロを擁する4歳馬シンボリグラン。CBC賞1着、オーシャンS3着と地力強化をうかがわせるステップで臨んできた。

 2番人気は、同じく4歳のラインクラフト。桜花賞とNHKマイルCの二冠を達成している実力牝馬だ。

 3番人気はシーイズトウショウ。スプリント重賞を3勝しており、この距離に自信を持つサクラバクシンオーである。

コツコツと上がってきた努力家

オレハマッテルゼ写真

 これらを追う4番手評価を受けたのが、コツコツとした歩みで階段を上ってきた6歳馬のオレハマッテルゼだ。

 3歳5月という遅い時期にデビューし、初勝利までに4戦を要したオレハマッテルゼ。その後も条件戦を地道に走り、2勝目は4歳1月、3勝目は5月、5歳の春にようやく準オープンを突破し、オープン初勝利は5歳秋のことだった。恐らくは成長の遅いタイプだったのだろう。

 ただしこの間、ほとんど掲示板を外すことなく上位を争ってきた。6歳になっても安定感としぶとさは変わらず、年明け初戦の京都金杯こそ9着に敗れたものの、続く東京新聞杯ではアタマ差の2着、阪急杯ではコンマ2秒差の3着と頑張った。得意のスタイルは先行しての粘り込み。2000mで勝ち星があるように、バテない強みを持っているともいえた。

GI初挑戦で見事な初勝利

 そのオレハマッテルゼが、初の1200m戦、初のGI挑戦で大仕事を成し遂げる。

 快速馬ギャラントアローがハナを切り、コパノフウジン、プリサイスマシーンが続いたものの、ペースは思ったほど速くはならない。こうなれば、スプリント戦に慣れていないラインクラフトやオレハマッテルゼにとっても追走は楽。シーイズトウショウとともに、慌てることなく好位に構える。人気サイドでは唯一シンボリグランだけが、後方からの追走となった。

 やがてレースは直線での追い比べへと移行する。前半が緩んだぶん、どの馬も脚を溜めており、つまりはスパートの切れ味勝負となる。ここで鋭く力強く、抜け出してきたのがオレハマッテルゼだ。シーイズトウショウを突き放し、ラインクラフトとの叩き合いをクビの差制してゴールへと飛び込む。

 着実な歩みの中で磨いてきたのは、決して諦めずに競り勝ち、上位をキープするという安定感とバテないしぶとさ。その持ち味を存分に生かしたGI初挑戦初制覇だった。

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